虹村と幼なじみのアメリカ物語【新たな眼に映るのは】Part2

アメリカ物語70 ページ24

{ｵﾘｳﾞｧｰside}

本当に申し訳ないと思う










.









.










ﾅｯｼｭ「シルバー！！」


ｼﾙﾊﾞｰ「おうよ！！！」


貴方「っ･･･！！」






「またダブルチーム！！？！」


「いやっ･･･ダブルチームまではいかないくらいのソロプレイだ。ダリアを潰しに来てる･･･」


「それに･･･」








貴方(くそっ･･･！)‪ﾋﾞｯ!!!


ﾘｱﾑ「ナイスパスだ！ダリa･･･」


ｼﾙﾊﾞｰ「オラァァァァア！！！」


ﾘｱﾑ「！？！」










バシイイイイイィインッッッ！！！










怒号と共に、"またもや"･･･



俺たちのボールは容易くブロックされてしまった。



シルバーのエンジンがかかり始めてから2分としないうちに、1点リードしていた点差はひっくり返され、6点のビハインド。本性を顕にしたシルバーの猛撃を止める術など持ち合わせていない以上、敗北感が押し寄せてくる。



ダリアはというと、それでもなお･･･



食らいついていた。



ダリア1人で、あの化け物を2人相手にしているのも同然だった。あれ程ダリアが解してくれた緊張感が再び俺の体にまとわりついて感覚を鈍くする。動かないといけないのに、あいつらの間に割って入れるような勇気がない。



リアムも同じ考えだろう･･･。



足が･･･



足がすくむ･･･。










ﾆｯｸ「あのチビ、大したもんだよ。シルバーとナッシュの2人相手にあそこまで粘ってさ。」


ｵﾘｳﾞｧｰ「！」










ふと、横にいた奴が話しかけてきた。こいつもまた、Jabberwockのメンバーで3Pシュートが得意なのは知っていた。そんな彼は、勝ちを確信したのか体の力は少し抜けている。かといって、全てを抜いているわけではない。



そして･･･



彼は横目でこちらを見た。











ﾆｯｸ「あいつがスゲェのは理解した･･･ここまで競った試合は久々だったからな。それでもうちが勝つ。何でか分かるか？･･･まあ、言わなくても分かるだろうけどよ。」


ｳｫﾘﾊﾞｰ「っ･･･」


ﾆｯｸ「お前らが"足手まとい"だからな。1人だけスゲェ奴がいても、スゲェ奴が何人もいるチームにはかなう訳がない。あーいう天才に太刀打ちできないことを分かりきってるのに、凡人がそれをどうにかしようなんざぁたかが知れてる。」


ﾘｱﾑ「･･･」


ﾆｯｸ「これだよ･･･"場慣れしておく"ということは。」

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