アメリカ物語66 ページ20
{リアムside}
ダムダムッッ!!!
貴方「!!」
ナッシュ「ッ・・・」
「またナッシュとダリアの1on1!!!」
「これで何回目だ!?!」
「どうなってんだよ、あいつらのプレイは・・・!!!」
こんなにもギャラリーが盛り上がっているのは無理もない。なんたって、ダリアがあのナッシュ相手に対等にやり合っているからだ。相手も1on1でどちらかが隙を見せた瞬間に均衡が一気に崩れることを理解していて、2アウト1インの陣形から抜け出せず、俺たちはただ見守ることしかできない。
Jabberwockは名前の由来の通り、凶暴でかつ凶悪で、力で捩じ伏せてくるチームだ。しかしその中でもナッシュ・ゴールド・Jrはプレイスキルが頭1つ抜き出ている。異名として『
そんな彼とは正反対の型にハマったプレイを得意とするダリアは、相性が悪いと思っていた。しかし、どういうことだろう・・・。
まるでその動きは、生粋のストリートボーラーだ。
ストバスとは、通常のバスケルールの他に、フリースタイルってのがある。ボールを自由に使ったパフォーマンス。独特のスキルをもって相手を出し抜き、いかにクールに得点までもっていけるかが醍醐味となっている。
つまりは、ボールハンドリングの技術などが要求される。んなもん、普通の試合じゃぁルールに縛られて独自の技術が制限されることにはなるが、本番で使えたらそりゃ相手を出し抜ける確率が上がる。
それが、ダリアとナッシュはほぼ互角なのだ。
オフェンスはどちらも抜くことができるが、決め手が見つからない。あの2人の間に無闇に入れるような余地もないほど白熱としているのだった。
ダリア、お前は本当に・・・。
試合が始まるまで、こんなにもパススキルがあるだなんて知らなかった。それに、俺たちの緊張を解すための気遣いに、勢いづかせてくれた洞察力あってのスティール。個人プレイが凄い奴としか認識していなかったが、いざ一緒にチームを組んでみて分かるダリアの圧倒的な統率力。
この国じゃぁ単独プレイを重視することがほとんどだ。
強い奴が力で捩じ伏せる・・・
至って単純でかつ1番の武器。
それに慣れているからか、
ダリアの仲間を生かすプレイが・・・
異彩のような光を放っていて、
周りにいる奴らの心を掴むのだった。
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だお(プロフ) - 明待霧夜さん» 7年・・・!!数字にすると思ってたより長くて驚きました(泣)!長期間更新停止していたのにも関わらずに読んだくださってとても嬉しいです!またちょくちょく更新頑張りますね・・・! (2022年11月9日 22時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
明待霧夜(プロフ) - だおさんお帰りなさい! キセキ物語の終盤から連載を追い始め、かれこれ7年以上白咲ちゃんの物語を追っていることに気づきました…! これからも応援させてください…! (2022年11月8日 6時) (レス) @page23 id: 31d5edc1c2 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - あやかさん» コメントありがとうございます・・・!!戻ってきて初めてのコメントだったので感極まりました( ; ; )読んでくださってありがとうございます! (2022年10月26日 17時) (レス) id: 8108c641b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - うぁぁぁ!!かっこよすぎますっ!!好き!!*°♡ (2022年10月26日 14時) (レス) @page21 id: 1bbfe76602 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2022年9月28日 23時