虹村と幼なじみの夢物語【最強の向こうへ】Part2

夢物語84＆イラスト ページ42

−−−実渕side−−−









「ま、まさかのシュートミス！！？」


「青峰が型のない(フォームレス)シュートを外しただ！？」


「流れを持っていくチャンスだったのに･･･！」









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根武谷「おいおい･･･ヤバい流れだな。」


葉山「桐皇の青峰が外すなんて･･･」


実渕「いいえ、外したんじゃない･･･"外された"のよ。Aちゃんの手によってね。」


葉山「えっ･･･Aが？」


根武谷「･･･白咲は赤司と同じ眼を持ってるだろ。加えてナッシュも同等の眼を持ってるってことは、いよいよこっちの分が悪くなってきた。」









隣に座っていた永吉は、Aちゃんとナッシュの力量を考えて最悪の事態を考えたのか、僅かながら眉間にシワが寄っている。私も悪い空気が流れ始めたことに対して焦りを感じていた。



目の前の広いコートの中に、何年ぶりかに姿を現したAちゃん。容姿は中学時代の時よりも大人びていて、圧倒的な存在感を放っている。



たった今Aちゃんが見せたプレーは、去年の誠凛との試合で征ちゃんが火神君のダンクを止めた時に見せたものと同じ。1歩先の未来を視ることで完成するそのプレーは並の私たちには出来ない技だけど･･･









実渕「ｸｽｯ･･････『最強』の力は健在って訳ね。」


葉山「やっぱAってすげーな。眼を持ってる以上、赤司が何とかしねえと流れをとることなんてできねーぞ。」


実渕「もしかしたら、征ちゃんでもAちゃんを止めることはできないかもしれないわね。」


葉山「はあ？何でだよ？」


実渕「征ちゃんの天帝の眼(エンペラーアイ)を疑った訳じゃないわ、今までだって何度も助けられてきた。それでも･･･Aちゃんの皇后の眼(エンプレスアイ)に通用するのかって考えると望みはかなり少ないわ。」


葉山「･･･？」









征ちゃんとAちゃんの違い･･･それは･･･









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「圧倒的な経験の差」









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貴「･･･」


赤司「･･････っ･･･」









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実渕「超えたくても超えられない存在なのよ。」

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