虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語466 ページ41

−−−青峰side−−−









緑間「調子は戻ったようだな。青峰と何かあったのか？」


黒子「いいえ、けど…」


緑間「…！」


黒子「ウジウジ悩むのはあとにします。まず全力でこの試合に勝って、細かいことは終わってから考えます。」


緑間「…ﾌﾝｯ…やっとらしくなったようだな。」









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双子「くそがっ…せめて1on1に持ち込めば…」


青峰「へえ…1on1…ね。」


双子「……！」


青峰「……いいぜ、やってみな。」ﾊﾞｼｯ


双子「なっ…」









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「青峰！！！！」


「1on1！！？」









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赤司がパスしたボールの中継役に入ったテツからボールが飛んできた。それを俺は躊躇なく受け取り、双子と向きあう体制に…



4ファウルだか何だか知らねえよ。



お前は言ったが、1on1に持ち込みさえすれば勝てるとでも思うか？俺が4ファウルなんかにビビると思うか？









青峰「そんな弱え奴じゃねえよ。」


双子「！！？」









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佐藤『合気道…！？』


雪村『はい、あの2人は小学6年まで合気道をやっていて、天才兄弟として有名で大会でも優勝しています。』


久保田『マジかよ…』


貴『ふーん…道理でファウルが上手い訳だ。バスケに合気道を持ち込んでくるなんて今までの選手に比べると厄介だ。』


黄瀬『ってか合気道って何スか？』


桃井『合気道は相手の呼吸に合わせ、力の向きをかえいなす武術。ファウルをもらう時のあの間合いとタイミングの上手さはそれによるものだと思います。』


監督『フム…』


虹村『ってか前半と休憩の間に調べたのか;？』


関口『どんな情報収集力だよ;』


監督『中学生にしては妙に当たるのが上手いと思ったが、そうか…合気道か…』


ｺｰﾁ『どうします？前半同様バスやピック&ロールで1on1をさけて…』


監督『いや…』


貴『…！』


監督『お陰で確信が持てた。逆だ…1on1で行け。』


青峰『…！？』


監督『ただしフェイクを最低3回以上入れること。小学6年までなら、バスケを始めたのは中学からの中級者だ。合気道が呼吸を合わせることに長けているなら、バスケットはそれを外してナンボの競技だ。』


黒子『…』


監督『"入念にすりつぶせ"。何より……やられっぱなしはシャクだろう？』

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