虹村と幼なじみの恋物語【最強女主】Part9

恋物語453 ページ28

−−−今吉side−−−









バシイイイイイイイインッッッ！！！！









.









「スティール！！！」


「帝光のカウンターだ！！！」









ワアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！









.









.









.









.









.









うわ〜少し見ない間にまた成長したもんやな、あいつら。ド肝抜かれるとはこのこと。おかげでこちらの鳥肌は治まりそうにない。



眼鏡越しに横にいる監督を見据えた。監督もまた、前髪を触る癖を見せながら、何やら考えている様子だ。



ワシが入った高校は桐皇学園。



毎年インターハイへ出場する超強豪校や。



言うまでもないが、あそこにおる海常さんらと同じ目的。強くなるためにはやはり…とびっきりええ選手をスカウトしておく必要があるっちゅーわけや。



せやけど…



そんなモノはただの前座。



分かりきってることやろ…



今の中学3年で強いのは…









.









.









.









.









.









.









.









.









.









_____『最強コンビ』だってことを_____









.









.









.









よう見えるんやわ、ギャラリー席から見るってのは。所々に座っている監督は高校の監督だってのがな。



皆同じ目的…



"勝つ"為の選択をし始めている。









.









.









貴「ラスト1分！！攻撃を緩めるな！！」


関口「言われなくても分かってんよ！！」


久保田「ああ！龍斗！頼んだ！！」ﾋﾞｯ


佐藤「おう！！」ﾊﾞｼｯ


虹村「行くぞ！テメェらッッ！！！」


貴関久佐「「シャアアアッ！！！！！」」









.









.









桐皇監督「ﾌﾑ………やはりあそこの2人がキーマンというところですかね。今吉はどう思います？」


今吉「ワシに聞かんといてくださいよ〜監督。……せやけど、白咲と虹村はウチに入ってくれるかと考えると確率は低いんとちゃいます？」


桐皇監督「？………何故です？」


今吉「あいつらは"そういった習性"を持ってますからね。自ら強いウチに入ってくるなんて逆に怖いっちゅーか…」









.









あいつらは…



何も考えなくとも…



自分たちだけのバスケを作り上げると思うしな…

恋物語454→←恋物語452

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す