過去を捨てよ13 ページ16
−−−赤司side−−−
先生「ここは成田ー。前に出て黒板に答えを書いてくれ。」
生徒「はい。」ガタッ
.
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赤司「何かわからないところとかあるかい?」
貴「....。」
指名された生徒が黒板に答えを書いてる間、他の生徒たちはどう解けばいいのか、周りの人と話し合っている。
洛山高校はこういうときも常に勉強への意識は高く、府内でも名門の高校だ。
だからこそ、アメリカから帰ってきた清水さんの学力も気になり話しかけたのだが、案の定、無視された。
清水さんはというと、頬杖をついて窓の外を眺めている...
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赤司「........さっきは.....悪かった。」
貴「....!」
俺が謝ると清水さんは反応して、目だけをこちらに向けた...
赤司「本当に君は....昔の友人に似ていて本人じゃないかって思ってしまう。
...すまない。もう...問い詰めたりしないから、こっちを向いてくれないか?」
貴「....。」スッ...
赤司「!」
彼女は...ゆっくりと体をこちらに向かせ、今度は俺の方を向いて頬杖をついた...
貴「........友人....ね。」
赤司「....ああ。大事な....大事な人なんだ。」
貴「.....そう。」
.
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貴「その人......幸せ者だね。」
赤司「!」
貴「こんなにアンタから愛されてて...」
赤司「っ!」
そんなことを言ってきた彼女の瞳は前髪に隠れて少し見えづらいが真っ直ぐなもので......輝いていた...
彼女の白い髪は背景の景色に照らされて、透き通っているように見える...
今にも彼女が消えてしまいそうなくらい...
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.
貴「.....いいよ....許す。」
赤司「.....ありがとう((ニコッ」
貴「...そのかわり」
赤司「?」
トンッ...
すると、彼女は俺の教科書を指さした...
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貴「数学....教えてよ。」
赤司「....え...」
貴「私....アメリカ行ってたから分かんない。」
赤司「....クスッ。」
貴「な....なによ....。」
赤司「いいや、何でも....。いつでも教えてあげるよ、昼休みとか。」
貴「い、いいよ、授業の時だけで...」
.
.
.
彼女が初めて...
.
.
俺に興味を持った瞬間だった...
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エミア(プロフ) - だおさん» 了解です (2018年4月9日 6時) (レス) id: 1cad24d9d9 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - エミアさん» LASTGAMEができる前に作った作品ですので火神がいる流れで進んでいます(^^;)申し訳ないですが、そこはご了承ください(^^;) (2018年4月8日 16時) (レス) id: 3091a324c1 (このIDを非表示/違反報告)
エミア(プロフ) - あれ?ジャバウォックと戦った後なら、火神居なくね? (2018年4月6日 15時) (レス) id: 1cad24d9d9 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - ありがとうございます!ちょくちょく挟みたかったので書いちゃいました↑↑↑↑(*^^*)笑 (2015年12月29日 19時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
苺恋 - 朝比奈君と夜木君もでてきて.しかもエクストラゲームについても出てきたので超テンション上がりました↑↑↑↑↑ (2015年12月29日 19時) (レス) id: f70092b7fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2015年11月28日 9時