メンバーの愛 ページ9
シゲ/神ちゃん/流星
仕事の現場で望の状態を聞いた俺ら3人。
ラジオの収録なんやけど暗くならんように精一杯いつも通りの俺らを演じた。
ラジオの収録も終わって望のところに戻ろうとマネージャーの車に乗り込んだ。
一番初めに口を開いたのは流星だった。
流「望、入院か…」
そのまま黙ってしまった流星に神ちゃんのため息が重なった。
シゲ「俺らが落ち込んでてもしかないんちゃう?一番辛いのは小瀧やん。俺らは早く治るのを願って笑顔にさせることやで!」
シゲのこの言葉で車の中の空気が変わった。
3人は3人なりの答えを出して望の待つ病院へ急いだ。
車で移動中3人とも爆睡。
次に起きたのはマネージャーから病院ついたと言われたときだった。
すぐに病室に行くと眠っている望とそれを見守るお兄ちゃん組の姿があった。
望の口には酸素マスクがまだ付いていてかわいそうになった。
3人は俺らに気がついて笑顔でお疲れって言ってくれた。
お兄ちゃん組の話によるとさっきまで起きてたんやって。おしゃべりしてたら疲れたらしく寝たらしい。
俺らは消灯時間ギリギリまで望の病室にいた。それでも起きなかったからまた明日も来るからねって言って全員で淳太くんの家にいった。
淳太くんの家でこれから望をサポートしていくかとか沢山話した。全員が寝たのは深夜3時。
次の日はシゲと淳太くん、照史くんが仕事やから、流星、神ちゃん、濱ちゃんが望にあいに行くことになった。大丈夫かな望…
望
俺は咳と苦しさで起きた。それも深夜3時。
目を開けると誰もいなくて余計に怖かった。
このまま死んじゃうと思った。
すぐにナースコール押して主治医と看護婦さんが沢山何かを持ってやってきた。俺はそれどころじゃなくて苦しいし怖いしダメかもって。
すぐにマスクが外されてベッドが上げられて吸入が始まった。正直うまく吸えないし1.2分しか経ってないのに20分にも30分にも感じて早くどうにかしてくれって思っていた。
それでも少しすると呼吸が楽になってきてそのまますーーっと眠りに落ちた。
朝起きるとなにもなかったようにまたマスクがつけられていて、一つ変わったのは部屋が違うところ。ぼーっと天井を見ていたら看護婦さんが入ってきて大丈夫ですか?って聞いてきた。
正直今の状況がつかめなくてぼーっとしてたら先生がやってきてナースステンションの前の個室に移されたと言われた。
次なにがあってもすぐ来れるようにだって。
まだ少し残る苦しさとだるさでぼーっと聞いていた。
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春香(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2016年9月9日 22時) (レス) id: 22cf6ad2c2 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - この小説を久しぶりに読んだら、良かったです更新待ってます( ˙˘˙ ) (2016年6月25日 13時) (レス) id: 0e0a745ab3 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 待ってまーす (2016年1月17日 13時) (レス) id: e12bbd4230 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧茉奈(プロフ) - コメントありがとうございます!更新しますね!受験生なので更新が遅くなる場合がありますご了承ください!いつも読んでいただきありがとうごさいます! (2015年11月7日 0時) (レス) id: 86641bbf76 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - 続きが、見たいです (2015年11月5日 17時) (レス) id: ed4cd6c97d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小瀧茉奈 | 作成日時:2015年10月23日 13時