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天使が怒ってます。 ページ32

配信後、葛葉とご飯を食べて帰宅すれば。

「あ、おかえり〜」

『…叶!?なにしてんの』

扉の前で天使拾いました。

「Aちゃんお酒臭い〜。どこ行ってたの?」

『葛葉の奢りでご飯食べてきたんだよ〜』

「葛葉が?珍しいね」

『だよね、私もびっくり』

部屋にあげればキッチンでお湯を沸かし叶と自分用のお茶を入れる。

『どうしたの?急に』

「急にてひどいなぁ。ちゃんと連絡いれたよ〜」

『うそ?……あ、携帯葛葉の家に忘れたかも』

「えー、ダメじゃん」

ぷくぅと頬を膨らませた叶の前に紅茶を置きベランダに出る。

『社用スマホあるから忘れてたのかも』

カチカチとライターでタバコに火をつける。

「……Aちゃん」

驚いた顔の叶が私を見つめた。

『あ……ごめん臭い?』

「……んーん。そんなことないよ」

マグカップを持ちながら紅茶を飲む叶を見ながら白い息を吐く。

「Aちゃん、何の用事で来たかぐらい…わかるよね」

『…うん』

「そっか」

少し気まずくなり叶に背を向ける。

「A」

ぎゅっとお腹に巻き付く腕と重くなった背中。

叶の声が耳元で聞こえた。

「言っとくけど…怒ってるから。僕」

『知ってる』

「なんであんな事…あんな形でライバーになってほしくなかった」

『うん』

「相談してくれても良かったのに」

『そうだね』

「ねぇA」

『ん?』

「…どうしていつも自分を犠牲にするの」

『ふは…そんなつもりないんだけどなぁ』

「真面目にきいてるんだけど」

そっと叶の方に顔を向ける。

『叶、笑って?』

「……なんで」

『だってこれで堂々と皆の応援できるんだよ?マリカー杯とか麻雀大会とか色々』

「それとこれは別でしょ」

『今は葛葉のマネージャーだけどライバーになったら叶とも会える頻度あがるかもよ?』

「むぅ…」

『嬉しくない?私は嬉しいよ』

「今回だけだからね…目つぶるの。もし無理したら本気で怒るから」

『やだなぁ。叶怒ったら部屋から出して貰えなそう』

「それもありかなぁ〜」

『えー。やだぁ』

「ふふ…Aちゃんに何かあったら僕…黙ってないからね」

『ん…ありがとう叶』

顔をつきあわせ微笑めば叶にさらに抱きしめられる。

『ちょっと苦しい〜』

「僕怒ってるて言ったでしょ〜。機嫌直るまでこうさせて〜」

『もう…仕方ないなぁ』

結局朝まで叶と2人で久しぶりにゲームしたり話したりして私の初配信の夜は幕を閉じた。

エンカウント率高すぎます1→←彼女が本気を出した時4



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Nero(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!応援が励みになるので嬉しいです! (2022年1月22日 0時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - コメント失礼します。そして、一言失礼します。貴方は、天才ですか!!!!!!もう好きです!!付き合って下さい!!(突然の告白すみません🙏)これからも更新頑張ってください。 (2022年1月21日 23時) (レス) @page46 id: 46e0494878 (このIDを非表示/違反報告)
Nero(プロフ) - わー!お知らせありがとうございます。助かります (2022年1月15日 9時) (レス) id: 8d2da00579 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - オリフラたってますよ😧💦 (2022年1月15日 8時) (レス) id: f6ccfb747c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nero | 作成日時:2022年1月13日 20時

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