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第9話。 ページ10
「お姉さん、誰?」
『天風Aだよ。』
すると、女の子が変なことを言い出した。
「…………お姉さん、嫌われてるでしょ。」
『………へ?』
唐突に意味のわからないことを言われ、気のない反応をする。
「誰にも必要とされてないでしょ。そんな人がなんで生きてるの?ねぇ、教えて。」
女の子は狂ったように言葉を発していた。
(何……この子………)
そう思うのと同時に、心が痛む。
全て事実なのだから。
亜美に全て任せ、迷惑を掛けている私は、邪魔で、必要ともされない人間なのだろう。
だからか、女の子の口から出てくる言葉は鋭く、私の心に勢い良く刺さった。
苦しい。痛い。辛い。
藻掻いて藻掻いて藻掻く。
視界が歪み始めた。
目に何かが溜まる。
それは___。
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作者名:ソライロ☆彡 | 作成日時:2018年10月22日 5時