決別と新たな希望 vol.2 MARVEL

54.寮へ ページ10

スティーブとワカンダのバリア越しに話したハルカはアベンジャーズ 基地へと戻ってきていた






いつもハルカはタダシと一緒の為、何かトニーがハルカに用事がある時はフライデーとタダシを通して呼ぶ事が多い




タダシにダディが呼んでるといわれ、トニーの元へ向かうハルカ




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『ここを出て行く！？なんで！？』






ト「ハルカ、違うんだ。出て行くんじゃない、少しの間だけ全寮制の学園へ行くだけだ」






『わ、私が何かしたの！？それなら謝るからっ！』






全寮制へ入ると聞いて幼子の様に泣きじゃくるハルカ





ト「その学園はハルカの様な能力を持った子供たちが学ぶ場所なんだ。能力を制御する方法を学んだり通常の学業も学ぶ事が出来る……ハルカはただそこへ能力を制御出来るようになるまで行くだけさ」




『わ、私、制御出来るわ…トニー』






トニーに縋り付くハルカ





ト「……だが、実際にキャプテンと戦っていた時何回か暴走しかけだろう？ハルカの為なんだ」






ト「毎日連絡するし、能力が全寮制出来ると学園側に認められたらすぐに帰ってきて構わない」





『うん………』





ト「行ってくれるね？……」






『………わかった』




トニーの説得に頷くと、ハルカは重い足取りで部屋を出るのだった




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自分の部屋に戻ったハルカは涙をこぼしつつ荷物の準備をし始めた






『……ねぇ、タダシは私が行く学園を知ってる？』




不意に手を止めるハルカ






［うーん、よくは知らないなぁ。あの学園は情報が少ないから］





『そう……』





『そうだ、ピーターにも電話しなきゃ…』

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