102. ページ5
姉｢結局、この子は君に出会った
…正直話を聞いて色々考えたけど、
楽しそうに過ごすこの子を見て嬉しかった｣
マ｢…｣
その時決めた。母にバレないように。
3人でこっそり約束事を
｢放課後はAの好きな事をすること｣
姉さんが母さんを止めてあげる
兄貴が迎えに行ってやるから
｢怪我を作らないこと｣
隠せないし、心配しちゃうから
｢髪は切らない事｣
兄貴が一緒に伸ばしてやるおそろいな
全てこの子のために決めたこと
そして…この子は｢ありがとう｣と笑った
『あとね、お願いがあるの』
私のこと、【男の子】って事にしといて。
マンジローくんと一緒にいたいから
少し複雑だったけど、
それを飲んだ
それから私たちはこの約束事を守り生活してきた
姉｢あの子…1度も怪我しなかったな…｣
マ｢そーいや、負けたとこ見た事ねーな。｣
ド｢器用だな｣
エ｢シリアスだったのに遠い目しだした…｣
三｢おーい、もどってこーい｣
ゴホン…
でも、兄貴が死んで
あの子は変わった。
家の中で昔みたいに笑わなくなった…
母さんの束縛もより厳しくなるし
あの子が病院に運ばれたって聞いて驚いたよ
でも…兄貴の親友がこの子を助けたって…
私は兄貴に感謝した
命を助けてくれたんだ…
そして今年、
Aは昔みたいに笑うようになったんだ
私に楽しそうに話もしてくれた
そんな日がこれからも続くと思ってた
姉｢…今回の事で、母さんは怒ってる
普段以上に、ずっと…｣
…これ以上、守れないかもしれない
上手く、君たちとの繋がりを誤魔化したけど
喧嘩に巻き込まれたとは言われてる
…あの子はまた、あの家に…
姉｢なぁ、頼む…この子を、まもってあげて｣
自由にさせてあげてくれ。
君たちといると
とても楽しそうなんだ…
マ｢わかった。｣
その言葉だけ…
聞きたかった。
私は、そのまま彼らの横を通って
扉を開けた。
姉｢母さんと父さんは、夕方に来ることが多い。
あ、あと、この子の学校の子とは会うなよ…。
キミらの姿見たら通報されんぞ？｣
笑いながら冗談がてら言ってやった
頼んだよ。
マンジローくん？
＊*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1015人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蝶々(プロフ) - すんごい嬉しいことばかり…本当にありがとうございます!!! (2021年10月13日 2時) (
レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんたん(プロフ) - 泣いてしまった (2021年10月12日 22時) (レス) @page21 id: ce5069be4a (このIDを非表示/違反報告)
和ヲン - 毎日毎日この小説を読むことだけが楽しみですっ！！ (2021年10月4日 17時) (レス) id: 69ab80b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
あまぬん - すごく面白いし、とてもお上手で読みやすいです！特に夢主ちゃんの設定が好きです！更新待ってます！頑張ってください！！！ (2021年10月3日 23時) (レス) @page48 id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - ラバーズさん» ありがとうー!!!これからも頑張っちゃうので、見て言ってね〜!!! (2021年9月30日 6時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蝶々 | 作成日時：2021年9月25日 20時
