お迎え ページ14
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「まただ…またあの日の夢だ…」
正直、私の中ではあれが現実なのか夢なのかもあやふやだ。
でも何回も見るあたり、夢なんかなあ…
その夢のお話をしよか。
・
福「やっときた！」
「んぇ？あ、きょーへー！」
恭「うっわ、ほんまにべろべろやん…」
大晴が電話をかけていたのは恭平だったらしい。
恐らく、酔い潰れた私を迎えに来いとでも呼び出したんだろう。
俺家知らへんのやけど！って、騒いどったのは若干聞こえとったからね。
恭「ほら、帰るで？」
「んーーまだのむ…」
恭「飲まん！ほんまごめん大晴くん…」
福「ええで笑 おもろい話も聞けたことやし〜、頑張ってな！」
恭「どうせろくでもないこと聞いとるやんそれ…」
ため息をついて頭を抑える恭平が、
なぜかやけにかっこよく見えて、
思わず抱きついた。
恭「は？！」
「かえる、きょーへーとかえる！」
恭「あ、はい。帰ります。」
抱きついた瞬間は動揺してたっぽいのに、
すぐに平静を取り戻したのか、すっと腕を引かれる。
足りんかったらAにたかってください、なんて大晴に言い残して、恭平が私の分を少し多めに出してくれた。
ずるい、そういうことする。
なんで私ばかり、別に恭平のことが好きと決まった訳でもないのに。
というかそうじゃないのに。
なんでドキドキさせられなあかんの。
ちょっとした対抗心と酔っ払いの悪戯欲。
お店を出てタクシーを待っている間、
「なんでうでなん」
恭「なにがよ」
「…手！」
恭「手ぇ？」
「うでやなくて、ちゃんと手繋いどって！」
そう言い放った瞬間、恭平の顔が少し赤くなったのは見えた。
その後に右手に感じた温もり。
・
「いつもここで目覚めんねんなあ…」
いやそもそも、絶対私は恭平にそんなこと言わん。
でもあの日から、頑なにお酒を飲ませようとしないのはそういうことなんか…？
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ゆ - 続編おねがいします。 (2023年1月4日 15時) (
レス) @page20 id: cf41c30705 (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - うわぁー！好きすぎる！更新ありがとうございます😢頑張ってください!! (2022年11月13日 10時) (レス) @page16 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ。 | 作成日時：2022年9月26日 19時
