・ ページ13
・
「入所する前から、俺はAのこと知ってんねん。ジャニーズなんて興味なかったんに、Aだけ知っとんのよ？」
貴「それは、何回も聞いた。」
「やろ？ジャニーズに興味ない当時思春期の男の子が、当時ジュニアやったAのこと知ってたんよ？」
貴「それは、すごいなあ…」
そう。すごいんよ。
嘘つかれて、無理矢理参加させられたオーディションやったけど、今ではよかったなって思ってんよ俺は。
まいジャニくらいしか出てなかったけど、
テレビに映っとるAのことが好きやったのに、
今同じメンバーとして近くにおって、
もっと好きになってんねんこっちは。
「どうせ、なにわ男子とSnowMan比べてしんどくなったんやろ？」
貴「…図星をついてくるようで。」
「そもそも方向性？って言うん？それが違うやろ。」
なにわ男子は、キラキラしたアイドルらしい曲をよくいただく。
SnowManはパフォーマンス重視の曲が多い。
「方向性ってやつが違うんやから、比べること自体違うで。むしろ俺らは、デビューしてそんな経ってへんのに、デビュー前から個人の仕事が多くて、グループの名前を広めてくれとるAが大好きやねん。」
貴「…うん。」
「大丈夫、心配せんといて。個人の仕事は、俺らが一人一人頑張るし、グループの仕事も全員で頑張るし？」
貴「うん。」
「なにわ男子は、なにわ男子。他と比べるのがちゃうのよ！俺らは俺らなりに、頑張ろうや？」
Aのことを抱きしめて、頭を撫でながら話す俺。
思わず込み上げるものがあって、少しだけ抱きしめる力を強くする。
その瞬間、Aが笑ってくれた。
貴「ははっ…恭平の言葉って、魔法みたいやね。」
「俺今、褒められとる？」
貴「褒めてるというか、感謝しとる。」
「どういうことやねん笑」
貴「ありがとう、いつも欲しい言葉くれて。」
そう言って、上目遣いで、至近距離で言ったA。
うん、これで耐えれる俺すごいなあと思う。
告白しただけで、まだ手を出していいわけじゃないから、
顔が見えないように、今までで一番ぎゅーって抱きしめてやった。
「…俺がAのこと好きって言うたこと、忘れたらあかんで。」
頑張って一言だけ残したら、Aの顔は真っ赤。
そういう顔が、俺のこと勘違いさせるんやから……
これで俺のこと好きやないとか、さすがに言わんよな？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1330人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆ - 続編おねがいします。 (2023年1月4日 15時) (
レス) @page20 id: cf41c30705 (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - うわぁー！好きすぎる！更新ありがとうございます😢頑張ってください!! (2022年11月13日 10時) (レス) @page16 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ。 | 作成日時：2022年9月26日 19時
