緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ48)

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個性《48》ページ48

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今度は押される感覚ではなく引っ張られる感覚があった。

結果的には勝己と瀬呂が私の肩と腕を掴んでくれてこけることはなかった。

『ありがと。マジ助かった』

瀬呂「この人混みで倒れたら絶対踏まれるだろ」

瀬呂に言われてその場面を想像してみる。

...怖すぎる。
制服は汚れるわ絶対痛いし。

瀬呂「一旦壁際によけれねぇかな」

私達3人は壁際に行こうとするが人の数が多すぎて身動きが取れない。

全く動けない状況でどうするかを考えていたらみんなの頭上を飯田くんがブーストで飛んでいくのが見えた。

『え、飯田くん！？』

私の驚いた声で瀬呂達も気付いたのか飛んでいく飯田くんを見ている。

そして飯田くんは生徒に侵入したのはマスコミだと伝えた。

その声に落ち着きを取り戻した生徒達は自分達が食べていたところにゾロゾロと戻っていく。

響香達が先に戻ってるかもしれないので、私たちも戻ることにした。

やはり、一斉に戻るからか行きよりは勢いは少ないものの渋滞気味だ。その渋滞の中私達は諦めて話すことにした。

瀬呂「にしても飯田すごかったなー」

『ね。非常口みたいだった』

私と瀬呂が話していると勝己が小声でこう言った。

爆豪「非常口飯田」

その言葉を聞いた私と瀬呂は思わず笑ってしまった。

『ね、瀬呂。今の聞いた？』

私と瀬呂は笑いすぎて息苦しくなりながらも喋り続ける。

瀬呂「聞いた聞いた！非常口飯田はウケるだろ」

勝己はそんな私たちを見て爆破の準備を整えていた。
あんたがあんな事言うキャラじゃなかったのが悪いんだよバーカ。

これは後で響香たちにも言わなきゃなと何故か使命感を感じたAであった。

＿＿＿＿＿＿＿＿

無事私達は先程まで食べていた場所まで戻ってこれた。

響香たちは少し前に戻ってきていたらしい。
私は椅子に座ると早速さっきのことを言おうとした。

けど、勝己が邪魔してくるので瀬呂にテープで口を塞いでもらった。

ざっくりと内容を話すと勝己以外はみんな笑っていた。

私達は昼休み終わりのチャイムがなったのを確認すると半ば勝己から逃げるように教室に戻った。

ガヤガヤしてる平和な時間が一番楽しい。
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そして、今は他の委員会を決めようとしているところだ。

だが、出久が飯田くんを指名したことで委員長は飯田くんに変更された。

上鳴「非常口飯田ー！頑張れよー！」

昼休みの追い打ちをかけた上鳴のお陰で私達全員無事被害を受けました。