緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ34)

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個性《34》ページ34

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翌日__。

私達は今英語の授業を受けているのだが、なんら普通の授業と変わらない。

「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー!!!」

それは、プレゼントマイク先生のハイテンションを除いてだがな。

こうやって普通の授業を受けることで実感する。
あぁ、私達は高校生でここは高校なんだな...って。

まずまず目の前に常日頃プロヒーローがいるってことがおかしいんだ。

こんな考え事をしてたら無事先生に当てられました。

でも普通に答えられたのでセーフ扱いでした。
やったね。

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お昼__。

私は響香と大食堂に来ていた。

私はカルボナーラ、響香はカレーを頼んだ。
頼んだのは良かったのだが空いている席がないのだ。

なぜかどこも1席ずつしか空いていない。
いや、詰めてよ。

私達は突っ立たまま大食堂をぐるっと見渡す。
よく見ると奥の方の6人席が2席余っている。

『響香。あそこ2席空いてるよ』

耳郎「お、まじ？ちなみに相席誰かわかる？」

響香にそう聞かれたので私は個性は使わずに目をこらしてみる。

よく見てみるとそこには赤、黄、黒、クリームというバリエーション豊富な頭があった。

...もしかしなくてもあれって勝己達では？

『響香。あれA組の奴だわ』

耳郎「まじ？なら早く行こうよ。あそこまで席無くなったら食べれなくなっちゃう」

『確かにね。じゃあ、行こうか』

私達は席と席の間を通り抜けて勝己たちのところに行く。

近くに行っても向こうは全然気づかなかったので、声をかける。

『ねぇ、勝己達。隣良い？どこも席空いてなくてさ』

私がそう言うとみんなは快く受け入れてくれた。

勝己は無言だったが、まぁいいだろう。

耳郎「げっ。またあんたが隣かよ」

上鳴「お前ひどくね！？」

前を見ると上鳴に喧嘩を売っている響香がいた。

...あれ？出会って2日だよね？

『出会って2日で暴言はメンタル鬼強い』

ウケるね。舐められてるんじゃない？っと上鳴に向かって言うとお前も大概だよ！って叫ばれた。

瀬呂「爆豪と緑谷も出会って2日じゃねえのか？」

仲良すぎねぇ？と付け加える瀬呂に私は答える。

『私と勝己は幼馴染だよ。あと、緑谷ってもう1人いるから瀬呂達も名前で呼んでくれると嬉しい』

切島「そうなのか！てか、もう名前覚えてんのか？」

『あぁ、まぁ大体？瀬呂は隣だし、上鳴はちょいちょい響香から聞くし、あんたは教室で何回か目あったし』