緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ29)

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個性《29》ページ29

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『わかった！じゃあこれからはヤオモモって呼ばせてもらうね！』

八百万「よろしくお願いしますわ！緑谷さん！」

『あ、私の事はAって呼んで！緑谷って2人いるし』

八百万「あ、確かに2人いましたわね。了解致しましたわ！」

ヤオモモって言動が綺麗だよな。
お嬢様かな？

私達は話しながら着替えていたので遅くなると思ったが案外早く着替えられた。

なんなら早いうちに着替えられた。

この隙間時間を使ってみんなと馴染んでいこうじゃないか！

あ、言い忘れてたけど雄英は普通苗字順で出席番号を決められる。

けれど、双子とかの場合は生まれた順で決まるらしいから出席番号は勝己とデクの間である。

まずはお茶子ちゃんがいる3人グループに行く！

『お茶子ちゃん！お友達できたよ！』

麗日「ほんと！Aちゃんは馴染むの早いなぁ」

何故か感動しているお茶子ちゃんを見ながら、私は他の2人にも声をかける。

『2人とも！私緑谷A！緑谷は2人いるから下の名前で呼んでくれると嬉しいな！』

芦戸「私芦戸三奈！私の事も下の名前でよろしく！A！」

蛙吹「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。よろしくAちゃん。

『三奈と梅雨ちゃんね！よろしく』

こんな時は私のコミュ力案外高いんじゃないんかとか思っちゃう。

『三奈！早速で悪いんだけど手見せて！』

芦戸「いいけどなんで手？」

『私ピンクの皮膚って初めて観たの！とってもかわいいね！』

私は三奈の手を取りながら言う。

ピンクの皮膚はマジで初めて見た。
洋服合わせとか楽しそうだよね。

あ、違う違う。
コピーしたかったんだ、私。

コピー...よし。

酸の個性か。これは物理的に強いタイプか。
いいね。

八百万「皆様！そろそろ行かないと時間ギリギリになりますわよ！」

『マジか！じゃあ早く行かなきゃ』

私達は一斉に更衣室から出てグラウンドへ向かう。

私はまだ響香のとこには行かずに、お茶子ちゃんたちといた。

『梅雨ちゃんの個性って蛙なの？』

蛙吹「えぇ。蛙っぽいことなら大体出来るわ」

梅雨ちゃんはケロッと言いながら答えてくれた。

癒しじゃん。可愛い。

『ケロッってとことか可愛いね。ベロとかも蛙っぽくて可愛い。癒しじゃん』

私の一言が引き金となり私達4人はお互いのことを只々褒め合うという謎の空間が出来上がった。

しかし、急に響香に呼ばれた事によって4人とも徐々に意識が現実に戻っていく。

響香「Aちょい来て！」