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「じゃあそのお鍋の中の物を全部ボウルに入れてもらっていいですか?」
オ「はーい、お···結構重たいですね」
「量が量ですからねww
ではこれにバニラエッセンスを加えますよ。あーいい匂い」
オ「キッチンがバニラの匂いになっちゃうww」
「一生この匂いの柔軟剤使いたいです。よし、バニラエッセンスを加えたら次は?···あぁ、こすのか」
オ「じゃあそれ私やりますよ」
「あ、ありがとうございます。ザル···ザルどこだ」
オ「ザルとかは下の入れる所にあるんですね」
「そうなんですよ。取るのちょっと面倒ですけどね」
>バニラエッセンスいい匂いだよね
>お腹空いてきた
>協力プレイだ
>ザル見つかる?
ゴンッ!!
言ったそばからやらかした。
どうやらザル等が入ってる引き出しの部分に頭をぶつけた様子。
オ「だ、大丈夫ですか!?」
「···痛いです。こういうことがあるから料理って危険なんですよね。あ、ザルです」
オ「頭平気ですか!?」
>全然痛がらないやんwww
>声が冷静すぎるwwww
>教授心配してて草
···
なんやかんや色々あり、現在はオーブンでブリュレを焼いている最中である。閲覧数もかなり伸びてきたし、収益化決定後からかなりのスパチャが投げられている。
するとオリバーがおもむろに口を開いた。
オ「黒咲さんの本棚って···結構色味が黒いですね」
これは本棚の色のことを言っているのではない。
本棚に入っている本の色のことを言っているのだ。
というのも、黒咲はかなりそっち系の漫画を好む人物である。例えばBLOOD-C、例えばパンプキンナイト、例えばバトル・ロワイアル···その他エトセトラエトセトラ。
大体そういう系の漫画の表紙の色は黒いからだろう、全体的に中身が黒っぽい色の本棚がたくさんできてしまった。
「あぁ···まぁ、ここの本棚にある漫画は少なくともオリバーさんに合わないと思いますよ」
しかし黒咲は空気を読める男だった。無理に進めることはまずしない。
すると黒咲はあることを思い出した。
「あ、そうだ。オリバーさんに少し見せたいものがあるんですよ。ちょっとすみません、席外しますね」
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mamoricco(プロフ) - シベリア送りにすんぞさん» そう言って貰えてとっても嬉しいです!これからもどんどん成長していく店長を見てください! (2022年10月2日 22時) (レス) id: c988de8f5d (このIDを非表示/違反報告)
シベリア送りにすんぞ(プロフ) - 続編ありがとうございます🎉いつも読んでいて、語彙力が凄く、それに話の作り込みがとても素敵で面白いです!更新頻度速いですが、気温も低くなってくるので御体も気を付けてください🙌応援してます!長文失礼しました! (2022年10月2日 21時) (レス) id: 2d0c104609 (このIDを非表示/違反報告)
mamoricco(プロフ) - 舞夢さん» 失礼致しました。フラグ、外させていただきました。 (2022年10月2日 1時) (レス) id: c988de8f5d (このIDを非表示/違反報告)
舞夢 - オリフラ立ってますよ (2022年10月2日 1時) (レス) id: 39006a8225 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mc | 作成日時:2022年10月1日 23時