192 玲於side ページ42
.
「今度ね、映画やることになってん。」
玲於「えっ？すごいじゃん。おめでとう！」
「うん。主題歌も歌わせてもらうことになった。」
玲於「へぇー。見に行くね！」
「ふふっ。まだまだ先の話やで？笑」
玲於「いいの。見に行くの。」
「ふふっ。ありがとうございます。笑」
ってことは…また忙しくなるのか…。
会えない時間がまた増えるのは寂しいけど…
Aちゃんの頑張ってる姿が好きだから。
「それでね…。」
玲於「ん？」
「……。」
玲於「ん？」
俺の目をじっと見つめてくるAちゃん。
.
「…別れよ。」
玲於「…………はっ？」
一瞬…Aちゃんが
何を言ってるのか…全く理解出来なかった。
玲於「えっ？嘘…だよね？」
「ううん。本当。別れよ。」
玲於「…なんで…。」
「これから…もっと忙しくなる。
玲於くんと会える時間…作れる自信が無い。」
玲於「…。」
「距離が出来るのに…私は耐えられない。」
玲於「いや、それは、」
「玲於くんを好きなまま別れたいの。
距離が出来て…
気持ちが薄れてから別れたくない。」
玲於「…やだよ。そんな理由。」
「ごめん。最後の最後までわがままで。」
玲於「いや…最後とか…。」
「ふふっ。お兄ちゃんと同じグループだから、
もう二度と会わないとかはないと思うから…
今度会った時も…仲良くしてね。」
玲於「えっ、ちょっ！待って！」
ソファから立って自分の荷物を持って
リビングを出て行こうとするAちゃん。
「ごめん…。私のモノ…捨てていいから。
処分に困ったらお兄ちゃんに渡してね。
じゃ…これからもお互い…頑張ろうね。」
玲於「えっ、ちょっ……。」
いきなり過ぎて、体が動かなかった…。
パタンっと閉まった玄関のドアの音だけが
虚しく家の中に響いた…。
時計を見ると…0時を2分過ぎてた…。
俺ら……別れた…の？
正気を取り戻して…急いで家を出た。
1階に降りても…Aちゃんの姿はなかった。
電話をしても…出ることもなく……。
玲於「……終わった…。」
いきなり過ぎるよ…。
俺の気持ちも…考えてくれないなんて…。
こんなAちゃん…初めてだ。
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ゆゆう(プロフ) - 本当に素敵なお話でキュンキュンしっぱなしでした！！完結まで楽しみます！ (2018年11月18日 10時) (
レス) id: df6fa3f459 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - 小夜さん» 素敵だなんてありがとうございます！！泣 本当に首が長くなりすぎるくらい待たせてしまってすみません！移行したのでぜひそちらも読んでください！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - みぃさん» うぅ。号泣 ありがとうございます！！すんごい待たせてしまってすみません。完結までお付き合いください！！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
小夜(プロフ) - いつも素敵なお話をありがとうございます！とっても首を長くして待っていましたよ！移行後も楽しみにしています^ - ^ (2018年7月22日 23時) (レス) id: ab07136a9f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 待っていました！完結まで楽しませてもらいますね！ (2018年7月22日 22時) (レス) id: 90cd691417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2017年11月23日 17時
