塩の壁は高い？！ −４−

177 玲於side ページ27

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玲於side



撮影が終わって


メンバーとスタッフさんとプチ打ち上げ。




…メンバーだけでいいんだけど。




なんて言ったらスタッフさんに失礼か。苦笑





隼「ねぇ玲於何飲む？」


玲於「ん？カルピス。」


隼「お酒は？」


玲於「いい。」


隼「ほーい。」




お酒の気分じゃない。




付き合いでは飲むよ？



でも今は飲みたいと思わない。





Aちゃんに会いたい…。





“いつ帰ってくるんだっけ？”



メッセージを送ったのに既読にならない。




まぁ仕事してるし時差がありすぎるから…


そのうち返信来るか…。




ｽﾀｯﾌ「えー玲於くんお酒じゃないの？」


玲於「あーはい。
これからジム行こうと思ってるんで。」


ｽﾀｯﾌ「えぇーお酒飲もうよぉー！」


玲於「いや…。」





こうガツガツくる人…マジで苦手。



ウザい…。




ｽﾀｯﾌ「本当に玲於くんって可愛いよねぇー。」


玲於「…ありがとうございます…。」





楽屋でもそれ言ってたけどさぁ…



可愛いって言われて喜ぶやついないからね？





いや…Aちゃんにだけは


可愛いって言われたら嬉しいけど…。



だけねっ！Aちゃんだけっ！！





ｽﾀｯﾌ「玲於くんってどんな人がタイプなの？」


玲於「落ち着きのある人。」


ｽﾀｯﾌ「へぇー。」





つまり、あなたは論外ってこと。


伝わってますかー？





この人に捕まって身動き取れない…苦笑




玲於「ちょっとトイレ…。」




逃げるように席を立った。





メンさんが苦笑いしながらこっち見てた。



いや助けてよ…。

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