すぐそばに君はいた −12−

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彰吾「で？帰んないの？」


「はい。実は樹と待ち合わせしてて。」


彰吾「いっちゃんと？」


「はい。振りの確認をしてくれる約束なんですよ。」


彰吾「あぁ。そっか。」




映画の撮影で地方に行ってたから、


新曲の振り落としが私だけ動画で、


もちろんそれで覚えてきたけど


……さすがに、


それだけで明日のMV撮影本番は自信がない。




だから樹に頼んだら、


快く付き合ってくれることになった。




彰吾「わしも行っていい？」


「ぜひぜひ！ご指南お願いします！」


彰吾「お前に教えることなんてないけどね。」


「そんなことないですよー。
いつも山彰さんの盗み見て、
あぁなるほどねってなりますもん。」


彰吾「そうか？てか、帰ってきてあいつと会った？」


「いえ。今日夜会いたいってLINEしたら、
うんって返信来たんで、
多分会えるんだと思ってます。」


彰吾「ふっ。あいつ、
Aにもそんな素っ気ないLINEなの？」


「そりゃ、彼はいつなんどきブレませんよ。」


彰吾「ふふっ。でもそんなあいつが？笑」


「山彰さんと同じくらい好きです。笑」


彰吾「いや、そこは同じじゃダメじゃね？笑」


「んー？そうですかね？」





山彰さんと話してるインスタのメッセージが届いた。




見ると翔吾さんからで、


意味のわからないメッセージで首を傾げた。




彰吾「どした？」


「いや、翔吾さんから、
こらっ！ってメッセージが来まして。」


彰吾「ん？笑」




さっき投稿したストーリーに対しての反応で、


こらっ！ってどういうことだろ？




投稿したやつを確認しても、


全然怒られる理由が分からなくて…。



海青の笑顔可愛いのに？




どうしました？って返信を送ったタイミングで


樹から、Ｂスタで待ってるってLINEが届いて


山彰さんと一緒に向かった。





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作者より

移行してすぐにたくさんの星ありがとうございます！
すごい！壱馬side恐るべしです笑

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