すぐそばに君はいた −12−

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他のメンバーの撮影も見てると、


スタッフさんに声をかけられ、


ボディペイントのために部屋へ移動した。




陸「まこっちゃん。おぉ！すごいね。」


慎「すごいっすよね。」




ボディペイントルームには


既に背中にボディペイントを施されてる


まこっちゃんが居た。




服を脱いで、ボディペイントをやってもらってると、


ひょこっと顔を出したA。




「まこー。見せてー。」


慎「ふふっ。ホントに来た。笑」


「当たり前じゃーん。てかなんで前隠してんの？」


慎「なんとなく。」


「ふふっ。いいから見せろよー。笑」


慎「いや、背中だから。笑」




前を隠してるTシャツで引っ張って笑ってるA。



いや、えっ？陸さん見えてる？



身動き出来ないそばで


イチャつくのやめてもらっていい？




陸「ちょ、陸さんもいるよ？笑」


「はい。でも今ペイント真っ最中じゃないですか。」


陸「いや、そうだけどね？そうだけどさ…。」




えっ？冷たくない？


そりゃまこっちゃんに負けるのは分かってるけどさ。


悲しいなぁ。




慎「あ、ちょうどいいや。撮ってください。」


「いいよー。ここで撮る？」


慎「いや、なんかいい所ないっすかね？」


「よっしゃ！いい所探そ！」


慎「はい。」




まこっちゃんと出て行こうとしたAが、


後ろから首に腕を回して顔を覗き込んできた。




「陸さんのも楽しみにしてますね。」


陸「分かったから、近い近い。笑」


「ふふーん。では。」




腕を解いて部屋から出て行った2人。




ボディペイントしてくれてる人に、


皆さん仲良しですねって言われた。




勘違いされちゃうから、


メンバーの前以外ではやめなさい！


って心でツッコミながらも


Aに抱きつかれたことが単純に嬉しかった。




ほんと小悪魔クイーンなんだから。





ボディペイントをし終えた俺を見て、


鍛え上げられた身体にこれはカッコいい！


って褒めてくれたA。




Aに褒められたから、


撮影すんなり終わっちゃった。へへへっ。

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