カウントダウン［２］

＊ 玲於side ページ5

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玲於side



やべー口走った。汗


あいつらと写真撮りたいとか思わないって…


Aと写真を撮りたいって


思ってるのがバレバレな発言だよな…。



まぁいいや。本当のことだし。



だって初めて着た浴衣姿、


俺だけでいいっしょ。


見れるの。



なんて俺、隼みたいになってる。


やべー。気をつけよ。




お祭りに行くならAちゃんに会いたい！


って夏恋達がうるさくて、


LINEでスタンプ大量に送ってきやがって


ウザかったから…負けた。



いいから早く帰れって言ってるのに、


わざと帰ろうとしない2人。まじウザかった。



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本当は隣にいるAと手を繋ぎたい。


でもそんなこと思ってるの俺だけだよね。




Aと2人で歩いていると


学校のやつらにばったり会って驚いてた。


そりゃね。隣にこんな可愛いやついたら驚くよね。



お願いだから誰も話しかけてこないで。


Aの隣は俺であってほしい。




祈りが届いたのか、俺らを見て驚いたり


ニヤニヤしたりするやつはいたけど


話しかけてくるやつはいなかった。


.


玲於「そろそろ帰ろ。」


「うん。楽しかった。ありがと。」


玲於「ん。てか疲れてない？」


「んー。まぁ足…ちょっと痛いかな。苦笑」


玲於「そういうの我慢しないで言えよ。」


「ごめん。」


玲於「…。」



いや…怒ってるわけじゃなくて…。苦笑



「…。」



玲於「隼なんていつも振り回されてるよ。」


「えっ？お嬢様に？」


玲於「そっ。疲れたからおんぶー！
って歩くのやめるんだって。」


「へー。で、隼くんはおんぶしてあげるの？」


玲於「いや、もー行くよーって手繋いで
引っ張って歩かせるらしい。」


「そーなんだ。残念。お嬢様。笑」


玲於「それをニヤニヤして話すんだよね。
あのブヒくんがさぁー。
甘えてくれるのが嬉しいとか言って。」


「へー。いいね。」


玲於「だからAも疲れたら
疲れたって言っていいから。」


「うん。ありがと。」



って隼達みたいな関係じゃないから…


気を使われて当たり前なのか。



気使わなくていいのに。

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