カウントダウン［２］

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雨は平気。でも雷が苦手。


雲が黒かったから鳴るかな、


なんて思ってたけど…本当に鳴った。


冗談抜きで無理なの。



玲於はそんな私をバカにしないで


優しくしてくれた。嬉しすぎる。


だから…甘えちゃった。




抱きしめてくれた時、


心臓がバクバクだったけど…


玲於に抱きしめられると落ち着けた。



でも…他の男にもこうやって甘えんの？って


言われた時…すごいショックだった…。


軽い女だと思われた…。


玲於にそんなふうに思われるのが嫌で、


素直に元カレの話をして


その場から離れようとしたのに掴まれた腕。



甘えてよって言われたけど…


甘えていいかわからなくて…でも雷は怖くて…


手を握らせてもらった。



元カレ何人いたか聞かれて素直に答えたのに、


玲於はいたことないって…絶対嘘だよ。


イケメンで優しい玲於に彼女がいなかったなんて。



信じないもん。




元カレはどんな人？って聞かれて…正直困った。


色白で頬にホクロがあって


奥二重な人にどうしても目がいってしまって…


そんな先輩と付き合っても


やっぱり性格が全然違くて。


って当たり前なんだけど…


あぁやっぱり玲於じゃないとって


すぐに別れてしまった。



だからもう似たような人を探すのをやめた。


玲於じゃなきゃ私ダメみたい。



…なんて言えない。重くない？


小5で離れ離れになっても想ってるなんて。



玲於「今日1日中雨だな。」


「ねっ。夜ご飯は家にあるもので適当に作るね。」


玲於「出前でもいいよ？」


「可哀想じゃん！雨の中宅配するの！」


玲於「いやそれが仕事。笑」


「まぁそうなんだけど。笑」


玲於「いいよ。一緒に作ろ。」


「また卵割る係？笑」


玲於「他にも出来っから。」


「殻入れたのに？笑」


玲於「はぁ？お前根に持つタイプかよ。笑」


「冗談だよ。笑」


こんなたわいもない会話が嬉しい。



玲於…あなたが好きです。

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