コーヒーは飲み物です。〔１〕

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約束の日、カフェへ行った。



カフェに入ると店員さん…


確かタカさんって人が、



いらっしゃいませ。

Aが、今日こそ銀髪くん来るんで！

って張り切ってますよ。



って笑いながら教えてくれた。




こちらへどうぞとカウンター席に案内され、


座って少し待ってた。




「お待たせしました。」


隼「いえ。」


「隼くん。まず初めに謝らないと
いけないことがありまして。」


隼「なんすか？」



「…この前のLINEの最後の一文は
姉のいたずらです。すみません。」



隼「えっ？……あ、あぁーあれね。
ふふっ。そっか。へえー…。」




…何だ。Aさんの気持ちじゃないのか…。






「本当にすみません。でも会えるのを
楽しみにしていたのは事実なので、
訂正LINEは差し控えさせていただきました！」


隼「ふふっ。うん。笑」




私がバッタさんや社員以外と連絡取ってることが


珍しいからって勝手に姉がぁー！


って必死に弁解しようとするAさん。




会えるのを楽しみにしていたのは


事実って言われただけで、


お姉さんのいたずらだろうと別にいいや。




隼「てか、店大丈夫なんですか？」


「何がですか？」


隼「いや、何がって。苦笑
僕の隣に座ってるから。」


「あーはい。今日、私休みです。」


隼「えっ！！」


「ん？」


隼「えっ？休みにわざわざ？」


「休みなんですけど、することあったので。」


隼「へ、へぇー。」




バイトのみんな、休み希望自由に入れるから


シフト作るの大変なんですよ。


って文句を言ってるのに楽しそう。




隼「Aさんがシフト作ってるんすか？」


「はい。一応副店長なんで。私のお仕事です。」


隼「…はっ？」


「ふふっ。見えないから驚いたでしょ！笑
ちなみにタカさん店長っす！」


隼「へ、へぇー。」


「コーヒー大好きな暇人バイトリーダーくらいに
思われがちなんですけど、
一応副店長やらせてもらってます。」


隼「そうなんすね。」




Aさんはやっぱり謎女だ。


副店長…だったんや。


み、見えない…笑

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