コーヒーは飲み物です。〔１〕

46 亜嵐side ページ46

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「よく間違えられるんですよ。」


亜嵐「へぇ。似てるんすか？」


「はい。双子なんで。」


隼「双子？」


亜嵐「まじ？笑」


「まじっす。笑
…ほら。さぁどっちが私でしょうか。笑」




2人で写ってる画像見せてくれた。


確かに…そっくり。



「へへっ。ちなみに右が私です。」


亜嵐「じゃあ隼が話しかけたのは
お姉さんだったってこと？」


「あれ？お兄さんじゃなくて、
隼くんだったんですか？」


隼「…まぁ。はい。」


「引くくらいドライだったでしょ？笑」


隼「…はい。」


「そうなんですよ。
私たち陰と陽って言われてるんで。笑
まぁお仕事してる時だけは
姉もかなりの陽ですけど。」


隼「なんだ…。」


亜嵐「よかったね。笑」


隼「ははっ。苦笑」



「いや、良くないです。」


亜嵐「えっ？」




良くないの？何が？



「隼くんが私を大森さんって
呼ぶから悪いんです！笑」


隼「えっ…。」


「姉も大森さんだから
振り向いちゃいますもん。
下の名前で呼んでくれたら、
ミスがなくなるんで、
呼び名変更お願いしますっ！笑」


隼「…。」


「あれ？もしかして忘れられてる？」


隼「いや…Aさん。」


「へへっ。正解っ！それか謎女ね！笑」


亜嵐「外で謎女さーんって
呼んでたら怪しくない？笑」


「ふふっ。確かに。お兄さん鋭いですね！」


亜嵐「ねーずっと気になってたんだけどさー。
前も言ったけど、俺、お兄さんじゃないから。」


「はい。知ってます。
でも、初めてあった時から
隼くんの一番近くにいるから、
お兄さんみたいですよ？」


亜嵐「まぁ…。」


隼「ふふっ。先輩だから。」


「なるほど！銀髪くんが信頼してる
素敵な先輩ってことね。仲良しさんだ。笑」


隼「ふふっ。うん。笑」




謎女さんはやっぱり謎女だ。


でも…よく見てんなぁー。笑

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