コーヒーは飲み物です。〔１〕

45 亜嵐side ページ45

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亜嵐side




絶対、隼…謎女に気がある。そう確信してる。笑



だって、あの隼が一人で外歩いてる時に


話しかけたんだよ？ありえない。笑



しかも彼氏がいたとかで凹んでるし。




これは確実でしょ。




行くよって言うと嫌々ついてくる隼。



本当は気になってるくせに。笑




カフェに入ると、男の店員さんに席を案内された。



大森さんいますか？って聞くと、



今中で作業してるので、終わったら来るように


声掛けておきますって言われた。




隼「いや…亜嵐くん…苦笑」


亜嵐「ん？笑」


隼「いや…。」




少しくらい強引でもいいじゃん！笑




コーヒーを頼んで、少しの間隼と話してた。



.



「いらっしゃいませ！」


隼「あっ…。」


「ふふっ。ひどいですよー！
銀髪くんこの前すっぽかしましたね！笑」


隼「いや…。」


「また今度ですね。」


隼「…はい。」


「ん？隼くん元気なくないですか？」


隼「いや…。」


「ん？」



亜嵐「大森さんこの前、六本木にいました？」


「はい。」


亜嵐「彼氏と？」


「彼氏？いませんけど？」


亜嵐「あれ？」




あれ？彼氏…いない？ん？



「……あれってもしかして、
銀髪くんのお兄さんだったんですか？」


亜嵐「ふぇ？何が？笑」


「いや…たぶん、いや絶対なんですけど、
お兄さんが見たの、姉です。うんうん。
彼氏と歩いてたら、知らない男の人に
名前呼ばれたって言ってました。」



亜嵐「えっ？」


隼「えっ！」


「あれですよね？彼氏って
すらっとモデル体型の美男子ですよね？」


亜嵐「…う、うん…かなぁー？！」





隼の方を見ると、頷いてたから、たぶん合ってる。




「それ、確実に姉ですね。」


亜嵐「…お、お姉さん？」


隼「…。」




じゃあ…隼の勘違いってこと？


てか姉妹…見間違える？

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