ピース〔１〕

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晴美「今日バイト休みだから4人で遊ぼー！」


萩花「私バイト…」


晴美「えっ…凹」


萩花「嘘だよ。笑」


晴美「本当にぃー？よかったぁー。」


萩花「ふっ。笑」


「お萩、晴美で遊ばないの。笑」


楓「大丈夫。はるお、
萩花に相手されて喜んでるから。」


晴美「ふふんー。萩ちゃん好きぃー。笑」


萩花「はいはい。笑」



昨日あった嫌がらせが今日は何もない。


また学校に来たら、


机に落書きされてるのではないか心配だったのに、


拍子抜けした。




もう、嫌がらせがなければいいのに。




晴美「雑務が無かったらAも遊べる？」


「うん。雑務があっても
あいつ1人にやらせるから遊べるよ。笑」



片寄の方を指さすと、くすくす笑う晴美と楓。




涼太「ん？俺の噂せーへんかった？」


萩花「してない。あっちへおいき！笑」


「ふふっ。笑」


楓･晴「「くくっ。笑」」


涼太「相変わらず藤井さんと
Aちゃんは冷たいなぁー。笑」


萩花「はぁ？Aだけでしょ？」


「えっ…萩花…ずるい。」


萩花「ふふっ。笑」


「笑」




片寄は明るくてクラスみんなと仲がいい。


仔犬みたいな顔してるくせに


しっかりしてて、人思いで…。




いや、違う。


こいつは私をバカにする最低のやつ。


そう。最低のやつ。




そう言い聞かせないと…



どんどん亜嵐くんへの想いが


薄れていく気がする…。つらい。




放課後、



頼むから今日はクソ担任、


仕事を押し付けるな！


って願っていたら、


その願いが叶ったのか


HRもあっという間に終わった。



涼太「今日はデート？」


「そっ。」


涼太「楽しんできてね。今度、俺とも…」

「じゃ、また明日。」


涼太「ふっ。バイバイ。笑」

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