すぐそばに君はいた −3−

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誰も怪我することなくツアーは順調に進んでいる。




楽屋で、何もせずにただただボーっとしていると、


龍と目が合った。





龍「ピクニック行くけど行きますか？」


「行くー！」


翔吾「仲間が増えた。」


龍「んふふふっ。行きましょ。」




別室に移動してトレーニング用マットを敷いて


ゴロンと3人とも寝っ転がった。




龍「今日も頑張りましょうねぇー。」


翔吾「そーだねぇー。頑張ろうねぇ。」


「はい。頑張りましょー。」




マイナスイオンが出てるのか


2人と話してるとリラックス出来る。




龍「Aさん最近いい事ありましたぁ？」


「いい事？んー…特にない。りゅうにゃんは？」


龍「僕は…そうだなぁ。んー…特にないですね。」


翔吾「オチがないね。笑」


「じゃあ翔吾さんはいい事ありました？」


翔吾「えー…Aがピクニックに加わったこと。」


龍「あーそれだぁ！」


「ふふっ。私をオチに使いましたね？」


翔吾「んははっ。」






のんびりする時間って大切だよね。




ライブ前なのにこの緊張感のなさ加減が心地いい。





なんかいい事あるといいなぁー。




「あーブランケット持ってきたら良かったー。」


龍「確かにそうですねぇ。」


翔吾「寝るのはダメだよ？」


「寝ないですよ。ピクニックには
ブランケットは必須じゃないですかぁ。ねぇー？」


龍「ねぇー。」


翔吾「ごめん。わからない。笑」







くつろいでると、たっくんがカメラを持って現れた。




何も言わずに私たちにカメラを向けて


シャッターを切る たっくん。




拓磨「いいのが撮れました。」


「ぎゃーここにいるのがバレちゃうー。」


翔吾「ええやん。別に。」


龍「ピクニック仲間の仲間入りなんですから。」


「まぁいっか。」




確かにバレても困ることは無いけど。

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