すぐそばに君はいた −3−

104 健太side ページ4

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健太side




少し休んで体調が良くなったのか


後半はリハに参加したA。




妥協しないところは凄いなぁって思う。




俺だったらリハ休んでると思う。


なんならAに変わって休んでいたい。




リハが終わって、


帰ろうとしてるAに樹が声をかけてた。




「大丈夫だよ。1人で帰れるから。」


樹「…。」


「怪我じゃないんだから。大丈夫だよ。」




心配そうにAを見てる樹。






たまに思う。



樹ってAのこと好きなのかな…。




健太「A。一緒に帰ろう。
同じマンションなんだからいいよね？」


「別にいいですけど…。」





樹によろしくお願いしますって言われたけど、


何目線で言ってるんだろ？




「樹ってたまに過保護ですよね。」


健太「…。」




困ったもんだと言っているAは


どこか嬉しそうで、


この2人の関係性が羨ましいと思ってしまった。





健太「一緒に帰るのが俺でごめんね。」


「何言ってるんですか。
むしろ一緒に帰ってくれて
ありがとうございますって感じですよ。」


健太「お姉ちゃんも辛いって
言ってた時あったなぁ。」


「優しくしてあげましたか？」


健太「あっそで終わってた。笑」


「健太さんらしい。笑」




マジで俺の印象悪くない？って言ったら、


第一印象は最悪でしたよねって素直に言うA。



けんた悲しい。笑

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