信じてもいいですか？ [３]

147 樹side ページ48

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北人「おめでと。」


樹「ありがとうございます。
お祝いに何がくれます？笑」


北人「じゃあ今度ご飯奢ってあげる。
Aちゃんに。」


樹「えっ？Aだけっすか？笑」


北人「当たり前じゃん。」


樹「ふふっ。笑」





本当に恵まれた環境だな。



プライベートな事なのに


こうやって喜んでくれるメンバーがいるなんて。





北人「今日は会うの？」


樹「いや、何か研究発表の資料作りで
忙しいって言われました。」


北人「そっか。残念だね。」


樹「仕方ないっす。」


北人「でも、本当に良かった。」


樹「ありがとうございます。」




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仕事が終わって、家に着いた。




ガチャっと玄関のドアを開けると…


玄関に見覚えのある靴があった。




慌ててリビングに行った。




「おかえりなさい。」


樹「…ただいま。」


「会いたくなって来ちゃった。」




ふふっと照れながら微笑んだA。




「ダメだった？」


樹「嬉しい。」




足にスリスリと身体を擦ってきたマースを抱き上げて


Aのそばに行った。




樹「いつから居るの？」


「んー…8時くらいからかな？」



テーブルの上はノートパソコンや


資料がいっぱい広げられていた。



ここで数時間資料作りをしてたんだ。





ソファに座ってマースを撫でていると、


休憩って言って隣に座ったAもマースを撫でた。




Aとマースを撫でている


まったりとした時間が落ち着く。




この、かけがえのない時間を


これからも大切にしていきたい。

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