158 轟side ページ8
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「あっ！ねぇずっと気になってたんだけどね。」
轟「…。」
「私が熱出して倒れた時あるじゃん？あの時って何で楓士雄達の所じゃなくて村山さんのところに連れて行ったの？楓士雄達の所の方が近かったじゃん？」
轟「……。」
「やっぱり私が日焼け気にしてたから？」
轟「……さぁな。」
「ん？」
言えない。
楓士雄にAを取られたくないから、
村山の所に連れて行ったなんて。
それが村山が言う、嫉妬深い男なのだろう。
ピー … ピー … ピー …
「あっご飯炊けた。もうこんな時間か。」
話していると炊飯器が鳴った。
「夜ご飯食べてく？」
轟「っ！」
「昨日の夜、塩麹にお肉付けておいたから、ササッと焼いたらすぐ出来るよ。」
轟「お母さんみたいだな……っ！」
これは禁句か？
こいつの家庭は崩壊してたんだったな…。
「だって仕方ないじゃん！お兄ちゃん料理全く出来なかったんだから。お米を洗剤で洗おうとしたような男だよ？そんな人と一緒に暮らしてたら嫌でも料理出来るようになるよ。あっ！言っとくけど他は完璧なお兄ちゃんだからね！！」
轟「ふっ。」
「1人でご飯寂しいから食べてってよ。ねっ？」
轟「あぁ。」
やったーって笑顔でキッチンへ向かったA。
Aが隣から居なくなって部屋を見渡すと、
本棚があって近づいた。
よくAが読んでいる著者の本が並んでいた。
暇で適当に本を手に取り読んで時間を潰した。
いい香りがしてきてお腹がすいてきた。
「お待たせ。」
食べよー！ってあれこれ持ってくるA。
「この煮物は昨日の残り物。」
味噌汁やサラダも持ってきて…意外すぎて
テーブルに置かれるものを見つめてしまった。
「あっ嫌いなものあった？食べなくても大丈夫だよ。残していいからね。」
そう言って座ったA。
轟「いただきます。」
「ふふっ。いただきます。」
変な感じしかしない。
こいつと2人でご飯を食べてるなんて。
しかも手料理を。
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うに - 今更ながら読ませていただきました…笑 みんなの特徴捉えてて最高です！！轟くんがもう最高ですね、面白い小説をありがとうございます！！ (7月23日 17時) (
レス) @page18 id: 67c9f38a7a (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - すっごい面白かったです！ 今度は小田島くん落ちのを書いていただけると嬉しいなぁ (2021年12月15日 2時) (レス) @page45 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - Megさん» 読みました。最高。妹居るとか萌えますねんふふ (2021年8月13日 6時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
Meg(プロフ) - さ??♀?さん» コメントありがとうございます。もし良かったら、非表示にしていた続きを数日だけ公開するので、読んでみてください。お気に召すかはわかりませんが汗 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 9ec0205a78 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - やばいです。めっちゃ感動して一気に読みました。三時に寝ました。寝不足です笑。轟の時々の甘さがもう最高。何回も思い出してにやけてしまいます。 (2021年8月11日 11時) (レス) id: 3171887382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meg
| 作成日時：2020年9月9日 20時
