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はじめまして ページ8

通学路の近くになると登校している生徒も増えて、辺りも話し声でざわざわとしてくる。私とミンハオ君は横に並んだミンギュとソクミナの後ろを歩いていた。

「ねえミンハオ君、昨日のことなんだけど」
「あぁ、スンチョリヒョンが今日説明するって」

放課後生徒会室に来れる?とミンハオ君は少し首を傾げた。

「分かった!…あ、実は昨日気になることがあって」
「どうしたの?」
「それが、」



「あ!ジュニヒョンだ!」

ハッとミンギュの声で前を見ると、私たちの前にはあのジュン先輩がいた。先輩はくるりと振り返ると、おはよう、と優しく微笑む。

先輩をこんなに近くで見るのは初めてだけど、やはりとんでもないほどイケメンだ。オーラだけで圧倒されそうになる。ミンギュとソクミナは先輩の元に駆け寄って、何やら親しげに会話していた。

…というか、2人はもう先輩と仲良くなったの?この2人の交友関係の広さにはいつも驚かされるけど、まさか転校してきたばかりの先輩とまで仲良くなっているとは。


「2人とも…いつの間に先輩と仲良くなったの?」


「ほんとに最近!今俺がダンス部に勧誘してるんだ」
「人手が足りないからね〜ジュニヒョン考えてくれた?」
「うーん、やっぱり僕には難しいと思うよ?」


少し困り顔の先輩を2人が囲んでねぇいいでしょ〜?とつつく。私達にやってるみたいなこと先輩にもやってるんだ…と少し呆れた。けど、ダンスする先輩は結構見たいかもしれない。


「そうだヒョン!友達紹介するよ!」

この子がAで、この子がミョンホ!とソクミナが元気よく紹介すると、心の準備ができる前に先輩の視線がこちらに向けられる。バチッと目が合って、一瞬固まってしまった。やばい、じ、自己紹介しなきゃ…


「はっはじめまして、Aです!」
「Aちゃん…ね、ジュンです!よろしくね」


そう言うと先輩は柔らかい笑顔で私に手を差し出した。これは握手していいということだろうか。太陽より眩しい笑顔の先輩の手を恐る恐る握る。先輩の手は透き通るような顔立ちとは裏腹に関節が硬くて男らしさを感じるし、少しひんやりしていて気持ちが良かった。

「そして君がミョンホ君?よろしくね」
「…」
「ミンハオ君?」

隣にいるミンハオ君を見てみると、なぜか穴が空きそうなほどジュン先輩を見つめたまま固まっていた。どうしたんだろう。大丈夫?と肩をつつくとはっとして、「よろしく」と先輩の手を握り返していた。

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作者名:ゆきこ | 作成日時:2025年8月26日 1時

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