Part59 ページ9
秀太side
「そうだったの…？花火大会の日は仲良くしてたのに…」
花火大会…
秀「ってか悪い…やっぱり戻るか…」
「えっ？ジュース買ってくれないの？」
秀「でも、西島に嫌な思いさせちまうだろ？」
「隆弘？どうして？」
秀「誰だって彼女が他の男といたら嫌に決まってんだろ。」
「彼女？えっ？私の事？」
秀「そうだよ…」
「私、隆弘と付き合ってないよ？」
秀「えっ…」
じゃあ…あの時キスは…
なんて聞けるはずもなく、
秀「そっか…」
「だから…」
秀「だから？」
「ジュース…買ってよ…」
可愛いくてしょうがねぇんだけど。
秀「しょうがねぇなぁ。」
「さっきは買ってあげるって言ったくせに！」
もう！って頬を膨らます。
ニヤけそうで今変な顔してそう。
秀「分かったよ。何飲むんだ？」
「やったぁ!オレンジジュース！」
好きなジュース…変わらないんだな。
秀「ほらっ…」
「ありがとう。」
ただ、こうして話してるだけで嬉しい。
やっぱり春田とは別れて良かった。
彼女には悪い事してしまったけど、Aを想いながら付き合ってるほうがもっと悪いと思った。
教室に戻るとほとんど人がいなかった。
「みんな体育館に移動しちゃったんだ。」
秀「じゃあ、行くか…って始業式だるいな…」
「サボっちゃう？」
秀「えっ？」
「…なーんてね。」
俺はAの手を掴んだ。
秀「サボる…」
「秀太くん…」
2人で屋上に来て、始業式をサボってしまった。
秀「優等生のAをサボらせちまったな。」
「バレたら秀太くんに無理やりって言おう。」
秀「おいっ！」
「ふふっ。」
秀「ハハハッ。」
それから約1時間俺達は屋上にいた。
特にたくさん会話をするわけではないけど、2人でいるこの空間はとても居心地が良かった。
「もう終わったみたい。」
秀「しょうがねぇ、戻るか。」
人混みに紛れ教室へと戻ると、案の定うるさい日高に捕まる。
日「おい、どこ行ってたんだよ。電話しても出ねぇし。」
秀「気が付いたら始まってたからサボっただけ。」
日「ふぅ〜ん。Aちゃんとねぇ…」
秀「う、うるせぇよ。」
日「じゃあ今日は帰りみんなでご飯食べて帰ろうぜ。」
秀「いや…俺は…」
日「強がんなよ。Aちゃんの事…頑張るんだろ？」
俺はこのままで良いんだ…
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mamechan(プロフ) - AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推しさん» お久しぶりぶりです!いつも嬉しいお言葉をありがとうございます(*^^)これからも宜しくお願いします(≧∇≦) (2020年10月2日 11時) (
レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推し - お久しぶりです！コメント久しぶりにします！ずっとコメント出来なくてすいません(´･_･`)でもずっと読んでました！どれもすっごく良くて大好きです！これからも応援してます！ (2020年10月1日 22時) (レス) id: 47361d4ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mamechan | 作成日時：2020年9月17日 9時
