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Part56 ページ6

あなたside




「隆弘の優しさに甘えられないよ…」




西「Aが、好きな人出来るまで…こうしてそばにいても良い?」




「でも…」




西「ごめん…今は良くわからないや…」




「うん…」




西「とりあえず、帰って寝よう。それからまた話そう?」



「ふふっ…寝るの?隆弘らしい…」



西「なんだよそれー!」




さっきまでの張り詰めた空気はなくなり、いつも通りの私達に戻る。




それもこれも隆弘とだからこうしていられるんだろう。




まだ混雑してる電車に乗って家に帰って来た。



浴衣を脱ぐとホッとする。



鏡に映る自分の顔は涙でメイクが取れていた。



最悪…こんな顔して帰って来たんだ…




暑さ疲れと歩き疲れと泣き疲れでもう限界の体力。



眠い…



すると隆弘から電話が。



「どうしたの?」



西「お風呂入った?」



「うん。」



西「じゃあ、ちょっと来てくれる?」



「うん…」




隆弘の部屋に行くと、もうすでにベッドに横になっていた。



西「疲れただろ?」



「うん…もう眠い…」




西「じゃあこっち来て?」



「はっ?」




西「寝ようって言ったじゃん?」




「言ったけど…一緒にとは言ってない。」




西「そうだった?じゃあ寝ないの?」




…この前とは状況が違うんだもん…




「寝る…」



隆弘は満足そうに笑った。




「枕…持ってきてない…」




西「面倒だろ?一緒に使えば良いじゃん。はい。」




1つの枕に寝ようとすると必然的に近すぎる。




西「んー?」




「バカ…近い…やっぱり枕…」




西「ダメだ…このままで良いの。」




今日絶対眠れない。



チラッと隆弘を見ると、こっちを見ていて目が合う。




「なっ!何?」



西「フハハッ、可愛い…」




「やめてよ…」



西「キス…したい…」



返事なんてする前にキスをされる。




何…このキス…さっきとは違う…





「んっ…ねぇ…」



西「何?」



「何じゃないでしょ!」



西「嫌なの?」




「分からない…」




西「好きな子といるのに…我慢できると思う?」




「また…その話…」




西「ダメかな…Aの全部…俺が1番にもらいたい…」




「でも…」




西「好きだよ…」





隆弘はずるい…





だけどそれよりももっとずるいのは私だ。

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mamechan(プロフ) - AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推しさん» お久しぶりぶりです!いつも嬉しいお言葉をありがとうございます(*^^)これからも宜しくお願いします(≧∇≦) (2020年10月2日 11時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推し - お久しぶりです!コメント久しぶりにします!ずっとコメント出来なくてすいません(´・_・`)でもずっと読んでました!どれもすっごく良くて大好きです!これからも応援してます! (2020年10月1日 22時) (レス) id: 47361d4ad7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mamechan | 作成日時:2020年9月17日 9時

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