Part51 ページ1
あなたside
西「行きたいんだろ?」
「別に…」
西「一緒に行こうよ。なっ?」
「隆弘と行ったら…」
西「気にすんなよそんなこと。俺はAと行きたいんだから。」
「良いの?」
西「もちろん。」
「ありがとう。」
西「うん…」
それからお母さんが帰宅してお願いをした。
「うちに浴衣ってある?」
母「浴衣?あるのはあるけど…ちょっと地味かなぁ。どうしたの?」
「今度花火大会…隆弘が連れてってくれるって言うから…」
母「あらぁ!隆ちゃんと!それなら新しい浴衣買おうよ。明日見に行って来ようか。」
「えっ!良いの?」
やったぁ…
次の日、お母さんと浴衣を買いに行く。
「ってなんであんたまでいるのよ!」
西「いや、選ぶお手伝いしようかなぁと思って?」
「邪魔なだけだから!」
母「そんなこと言ってー!2人で仲良く行くんじゃない。」
「それはそれ!これはこれなの!」
母「分かった!当日まで隆ちゃんに見せたくないとか?」
「違うから。そんなことないし。」
隆弘は私やお母さんよりも1番注文が多かった。
「隆弘が着るんじゃないんだからね!」
隆「分かってるよ。でも、せっかくなら1番似合うやつが良いだろ。Aはこっちの方が良いと思う。」
自分が欲しいと思った浴衣と隆弘が選んでくれた浴衣…
結局私は隆弘が選んでくれた方に決めた。
嬉しそうな隆弘。
母「2人で先に帰っててくれる?お母さんちょっと寄って行きたいところがあるの。」
「うん。」
そう言われれば隆弘と2人でこんな風に歩くの初めてかもしれない。
学校への往復くらいだから。
サラッとᎢシャツを着ただけだけど、スタイルが良い隆弘は似合ってしまう。
さっきからすれ違う女の子たちが隆弘を見ている。
西「ねぇ、何か冷たいものでも飲んで帰ろうよ。」
「うん。そうしよう。」
そして花火大会当日。
快晴でとても暑い日。
お昼過ぎにシャワーを浴びてヘアメイクをする。
髪を巻いてサイドにまとめる。
母「あら、可愛く出来たじゃない。」
「そう?」
母「じゃあ最後は隆ちゃんが選んでくれた髪飾り付けてみたら?」
隆弘が選んでくれた赤い花の髪飾り。
付けると華やかさが増して気分が良くなっていく。
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mamechan(プロフ) - AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推しさん» お久しぶりぶりです!いつも嬉しいお言葉をありがとうございます(*^^)これからも宜しくお願いします(≧∇≦) (2020年10月2日 11時) (レス) id: 45c8050392 (このIDを非表示/違反報告)
AAA秀ちゃん真ちゃんにっしー推し - お久しぶりです!コメント久しぶりにします!ずっとコメント出来なくてすいません(´・_・`)でもずっと読んでました!どれもすっごく良くて大好きです!これからも応援してます! (2020年10月1日 22時) (レス) id: 47361d4ad7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mamechan | 作成日時:2020年9月17日 9時