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逃げるべく工場内を走る三人
上「サァ寄ってらっしゃい見てらっしゃい！！
皆様ご注目〜〜！！！」
突然外の方からそのような掛け声が聞こえてきた
声のする方を見れば、上エ地が煙突の上で全裸で立っていた
上「暗号はもう解けないよ〜！！！
金塊は誰も手に入れられないもんね〜〜！！！」
だが、その宣言に誰も反応を示さなかった
上「えれ？あれ？」
鶴「24枚すべて集めなくとも暗号は解ける」
土「それでも我々が集め続けたのは
最低何枚で暗号が解けるのかわからないのと
一枚でも多く集めることが他の勢力の暗号解読を妨害することにもなるからだ」
杉「みんなとっくに気がついていた、
上エ地圭二は気がついてなかったみてぇだがな！」
何も反応を示さない者たちを見て上エ地は
上「おい！！ふざけんな！！無視すんな！！
僕を見ろ！
なにが金塊だバカヤロー！！
金塊でなにが出来るってんだ！
望むことが全てかなうと思ってんのか？！
金塊なんかで心の穴を埋められると期待してる大ボケ野郎ども！！」
鬼のような形相で罵詈雑言を浴びせた
上「金塊に呪われて醜くなった自分にがっかりしろよ！
がっかりしたその顔を僕に見せろよぉ！！」
興奮した上エ地は煙突の穴に落ちそうになる
上「あぶねっ」
しかし、足を滑らせ落ちていった
上「やだ〜〜
あはぁ！！」
サッ
杉元がサムルの目を塞いだ
パァァァンッ
何かが割れる音だけがサムルの耳に届いた
『………………』
サムルは何も言わず、杉元の手に触れた
『…やっぱりお前の手は暖かくていいなぁ』
ボソッと呟いた
杉「……
(サムルさん…)」
ゴォォォ
バシャバシャ
杉「やばいぞあっという間に煙が充満してきた
出口も探してる暇なんてねえ」
『二階まで降りて窓から飛び降りるしかない…
！
ゴホッ！ゲホッ！！』
急に咳き込み、地面に座り込むサムル
ア「サムル！」
『ゲホッ！ゴホッゴホッ！ｺﾞﾌﾟｯ』
口から大量の血を吐き出した
杉「サムルさん！！！」
杉元とアシリパが駆け寄った
ア「ち、血が…！！」
杉「なんで…！！いつから…！」
『ゴホッ…！ゲホッ！
月島たち…と遭遇する前にも…あった…ゴホッ！』
意識が朦朧とし始める
ア「もう喋るな！！
とりあえず安全なところに避難するぞ！！」
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睡眠煎餅(プロフ) - 承太郎の帽子さん» ありがとうございます！長くなると思いますが、頑張ります！ (2022年12月6日 10時) (
レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
承太郎の帽子(プロフ) - 全パートを読みましたが面白く、泣けるオリジナリティある作品で大好きです！投稿をお待ちしてます！ (2022年12月4日 1時) (レス) id: dbaa959796 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - カルビさん» 読んでいただきありがとうございます！しばらく投稿まで時間がかかると思うのですが頑張ります！そちらもお体には気をつけてくださいね😄 (2022年11月6日 18時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
カルビ(プロフ) - 良い作品をありがとうございます🙏とても面白いです😭😭続き楽しみにしております.....🙏お身体に気をつけてください！ (2022年10月14日 17時) (レス) @page29 id: 8286316e66 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠煎餅(プロフ) - 腐腐腐さん» 読んでいただきありがとうございます！全員なるべく生かすとか言いましたが、彼らの死は物語で重要になってくるのといい話が浮かびませんでした……。一応バッドエンドとハッピーエンドを用意しておくつもりでした！ (2022年9月28日 0時) (レス) id: 9221f93b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睡眠煎餅 | 作成日時：2021年5月16日 0時
