【QK】トライアングル【fkr.kwmr】

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「お前もって…、誰かも万葉集に関連する花だったの？」

「うん、伊沢が」

「あはは！そうなんだ」





いつもの特徴的な笑いが撮影部屋に響く。この人の笑いは自然と心が和むので此方もつられてしまう。





「Aはね、大事な仕事仲間だよ。インタビューの時に言ったことがほぼ全てみたいなところあるけど、俺には無い発想を持ってて羨ましい。それに芯がしっかりしてるから会議にAが居ると助かる。…確かAは女性だからって言われるのが嫌いだったよね？それを言うだけじゃなくてちゃんと沢山努力してるところが凄いよ。俺の努力とは比にならない。…少しアドバイスするなら大人になるにつれてもっと気品と清楚さが増えていくと完璧だと思うよ。出会った時は完璧だったけど段々崩れてるから」

「最後のアドバイス要らんな」

「冗談だって。…まぁ色々感謝してるよ。AがQuizKnockに居てよかった、これからもよろしく」





あ、普通にサブチャン撮ってるの忘れてた。色々暴露されてない？私。…まぁいいか？メインより見てる人は少ないし。ていうかこんなの何の需要があるのって思うけど福良が言うならいいか。





「私だって福良の発想力とかひらめき力羨ましいけどな〜」

「また謎解きイベント行って鍛えようね」

「福良と行くと練習になんないの！福良が！解くの！早すぎるから！」





私が何もしていない訳では無いが、福良が少し悩んだ時にちょこっと浮かんだことを呟いてみたらいつの間にか謎解きが終わっているのである。だからひらめき力鍛えようとか言われてもそれは福良が得になるだけであって、最近は福良とは行きたくなくなっている。正直なところ。





「え〜プライベートでも遊ぶのAぐらいなのに」

「…しょうがないな」





そんなこと言われたら行くしかないじゃないか。そんな寂しそうに呟かれたら。行くしかないじゃないか。
これも福良の策略ではありそうだけど、もういい。策略に引っかからないようにしている方が頭を使って疲れるのでやめておこう。





「狐Ｐさんこれからもよろしくね」

「何奴も此奴もこのお面馬鹿にしやがって！田村さんが買ってくれたやつなんだからな！」

「え、そのエピソード知らない」

「ふふーん、１回も話したことないからね」

「教えてよ〜」

「嫌だもんねーだ」





なんだかんだ言って福良との会話が１番好きってのは私だけの秘密。





【花言葉】 永遠の愛、気品、清楚





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