4話 ページ5
−フェロー−
「あの!A先生!」
『どしたの?横峯さん。
てか、私先生じゃないから先生って呼ばなくていいよ?』
「じゃあ、Aさん!
私、横峯あかりです!こっちが新人ナースの雪村双葉!」
「雪村双葉です。よろしくお願いします。」
ハイテンションの横峯に引っ張ってこられたのは新人ナースの雪村だった。
雪村は腕を引っ張る横峯に嫌そうな顔をしながら付いてきていた。
『あかりに双葉ね!宜しく!
あ、2人とも呼び捨てで呼んじゃっていいかな?』
「はい!是非!」
「私もいいです。」
ニコニコと、人懐っこい笑みを向けられあかりだけでなく普段はクールな雪村でさえも頬を緩めた。
『名取くんに灰谷くんも、颯馬に俊平でいいかな?』
「おれはかまわないっすよー。」
「は、はい!僕も大丈夫です!」
『そっかそっか!なら宜しくね!』
あっという間にフェローと仲良くなるAを見て白石は少し羨ましそうな視線を投げつける。
「A、もうあの子達と仲良くなってる…。」
「あれがアイツの特技でもあるからなぁ。」
「私より指導者向いてるんじゃないのかな…。」
「おいおい、あいつは医者じゃないんだぞ?」
「藍沢のせいで今のフェローよりは医療知識入ってるけどね。」
「違いねぇな!」
ドクター3人でこそこそと話していたところにやってきたAは、首をかしげながらもニコニコと笑っていた。
『ICUのみなさんも元気そうだったねぇ。
安心安心。とりあえずこっちの仕事は今日はそんなに大変そうじゃないし、お邪魔じゃ無かったらもう少しいてもいいかな?』
「私たちは全然大丈夫だよ。」
「むしろずっとここにいて欲しいくらいだわ。」
『ずっとは無理だけどね』
「Aさーん!」
『はーい!
ごめん!ちょっと行ってくる!』
「いってらっしゃーい。」
「私らの天使はフェローにも大人気ですな。」
「他の科でも人気らしいじゃん。なんでも脳外の新海も狙ってるって噂よ。」
「げ、まじ?でもあの子結婚して結構経ってるのにまだ狙ってるやついんの?しかも旦那はあの藍沢よ?」
「それほど、Aが魅力的ってことですよ。」
「うわっ!!冴島さん!?いつのまに…。」
「最初っからいましたよ?」
音も気配もなく現れた冴島に全員固まるしかなかったのだった。
「それでですね!!」
「ちょっと!もう、うるさいよ。」
『あはは!二人共仲いいね!』
「「ぜんっぜん!」」
『ハモってるし!』
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マメしば(プロフ) - ♪さん» コメントありがとうございます!!徐々に書き進めていきたいと思います!応援よろしくお願いします!! (2017年9月24日 20時) (レス) id: 40da05096d (このIDを非表示/違反報告)
♪ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年9月24日 18時) (レス) id: cc8e1ca137 (このIDを非表示/違反報告)
マメしば(プロフ) - のん民さん» そうだったんですね…。しっかり確認が大事だなと実感しました。めんどくさいことにならなくて良かったです(((;゚Д゚)))ドキドキ (2017年9月11日 18時) (レス) id: 40da05096d (このIDを非表示/違反報告)
のん民(プロフ) - マメしばさん» オリフラ、しっかり消せてますよ、大丈夫です。気を付けてくださいね。もし削除対象なんかにされてしまうととてもめんどくさい事になってしまうので…(笑)(←経験者) (2017年9月11日 13時) (レス) id: 7d14773f83 (このIDを非表示/違反報告)
マメしば(プロフ) - のん民さん» ご指摘ありがとうございます!!全くの初心者のため、全然気が付きませんでした!!オリジナルタグ消せてると思いますがまだ残っていたり、何か不備等ありましたら、また教えていただけると幸いです。ありがとうございました!! (2017年9月11日 12時) (レス) id: 40da05096d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マメしば | 作成日時:2017年9月9日 18時