大ニュース ページ21
その日。
別の場所でも。
MK「ニュース！ニュース！大ニュース！！」
撮影の合間。
慎は大声を出しながら駆け寄ってきた。
HT「どしたの？」
KZ「そんなに騒ぐと本番バテるぞ(笑)」
ケータリングの差し入れ。
各々摘みながら和気藹々。
JN「まこっちゃん。はよせんと無くなるで？」
誰もまともに取り合ってくれない。
MK「そんな事より！ホントに大ニュースなんだってば！」
KZ「なんだよ(笑)分かった、聞くから。」
みんなの視線が集まる。
MK「いい？言うよ？」
HT「勿体ぶるねぇ(笑)」
スゥと息を吸い込んだ後。
MK「登坂さんが結婚するんだって！」
KZ「…………え。」
一瞬。
シンとした空気が漂った。
RK「誰と！？」
MK「えーっと…何とかさんって言ったけど…。」
JN「何とかさんじゃ分からんやろ(笑)」
MK「忘れちゃった…(笑)」
ほうけていた壱馬。
ハッと我に返ると掴みかかった。
KZ「思い出せ…。」
MK「か、壱馬さん…？」
KZ「思い出せよっ！！なんて名前だった！？」
あまりの迫力に顔を歪める。
JN「おい…壱馬。どないしたん…？」
胸ぐらを掴んだまま。
慎の背中が壁にぶつかるまで追い詰める。
KZ「Aって名前じゃないよな！？」
MK「あっ、そうっ！A！！」
スッと離れた手。
北人は身体を寄せる。
HT「どういう事…？」
KZ「俺が聞きたい…。」
HT「遊園地行く約束してんでしょ…？なのに結婚…って…。」
KZ「俺に聞くなって言ってんだろっ！？」
まるで撮影みたいに怒鳴る壱馬。
周囲の方が驚いていた。
なんで…
なんで急にそんな事に…？
なにがどうなったら…
いきなり結婚なんて話になんだよ…
HT「とにかく…Aさんに確かめよ…。」
KZ「どうやって…？結婚おめでとうなんて言えとでも！？」
HT「落ち着きなよ！」
つられて北人まで声を荒らげる。
みんなの視線が痛くて壱馬を廊下まで引っ張り出した。
HT「とにかく…俺が連絡してみるから…。」
KZ「もし…そうだって言われたら…？」
そう言われたら北人も困った顔。
HT「壱馬は…どうしたいの…？」
KZ「え…。」
相手は登坂さんだぞ…
先輩の結婚…
ぶち壊すような真似…
出来るわけが…
HT「本音はどうしたいのっ！？」
眉間にタップリシワを寄せて、ギュッと拳を握りしめた。
そんなの…
KZ「決まってんだろ…。」
壱馬の表情を見て、北人は背中をポンと叩いた。
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ゆい(プロフ) - 更新お疲れ様です！ヤバいです！壱馬がどんどん動き出しててドキドキしてます！ (2019年5月28日 1時) (
レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - ゆいさん» わーごめんなさい！段々物語が動いていくので楽しみにしててくださいね！ (2019年5月25日 8時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いいとこで終わってしまいました（涙）続きが気になります(〃ω〃) (2019年5月24日 23時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - ゆいさん» 二人とも諦めちゃダメ！って思いながら書いてます。いつも読んでくれてありがとう。 (2019年5月23日 6時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - りなgさん» 強引ですけど、ホントに好きな人からのサプライズだったらこんな嬉しいことはないんですけどね。 (2019年5月23日 6時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年5月17日 20時
