不可解な行動 ページ14
午前9時。
一番最後にやって来た玲於。
喉の奥まで見えるあくび。
RU「遅いでぇ。」
RO「ギリセーフだろ。」
RY「時間的にはね(笑)」
鏡張りの部屋の隅。
音を亜嵐と探っていたリエ。
カバンをドサッと放る玲於に駆け寄ると腕を引っ張った。
RH「ちょっと来て…。」
RO「えっ、ちょっ！なんだよ！」
アッという間にスタジオの外に連れ出される。
MD「何事…？」
HT「さぁ…。」
みんなしてキョトンと顔を見合わせた。
エレベーターホールで離された腕。
非力な女の力とは言え、引っ張られてジンジンした。
RO「何…？急に…。」
腕をさする。
RH「聞いてなかったわよ…？」
周囲を気にしながら小声で言った。
RO「何を…？」
RH「臣ちゃんだけだと思ってたのに…。」
RO「だから何の話…？」
さっぱり分からない。
という顔の玲於。
RH「壱馬よ…。」
RO「壱馬？壱馬がどうかしたの？」
身体を寄せるリエ。
RH「いたのよ…。」
RO「いた？どこに？」
RH「あんたに頼まれてAを連れて帰ったでしょ？」
RO「あー。うん。それが？」
RH「臣ちゃんだけじゃなくて、壱馬もいたの…。」
RO「……え？」
表情を露骨に曇らせた。
RO「なんで壱馬がAの部屋にいんだよ…？」
RH「こっちが聞きたいわよ…。」
RO「俺だって分かんねぇよ…。」
ホントに分からないという反応。
リエは腰に手を当てた。
RH「ねぇ…あんたたち、Aとどうなってる訳…？」
RO「どうなってるって…。」
RH「一応言っとくけど…遊びで手、出してんならやめてよね…？」
RO「遊びで女に手出したりするかよ…。」
RH「まぁ…玲於はそうか…。」
妙に納得された。
RH「Aに聞いてもラチあかないし…。」
RO「なんて言ってんの…？」
RH「普通じゃないとか…なんとか…。」
RO「普通じゃない…？何が…？」
RH「私にも分かんないわよ…。でも…普通の幸せって何かって聞かれたわ…。誰となら幸せって言えるのか…みたいな？」
RO「なんでそんな事……。」
"私は玲於が好きになってくれるほどいい女じゃない…"
確かそんなこと言ってた…
変な夢…
見てたみたいだったし…
RO「あいつ…泣いてたんだよな…。」
RH「泣いてた…？」
RO「病院で…。お姉ちゃんって叫んだ後、突然…。その後…帰ってって叫んだりして…なんか取り乱してるみたいだった…。」
リエはあからさまに顔を歪めた。
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ゆい(プロフ) - 更新お疲れ様です！ヤバいです！壱馬がどんどん動き出しててドキドキしてます！ (2019年5月28日 1時) (
レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - ゆいさん» わーごめんなさい！段々物語が動いていくので楽しみにしててくださいね！ (2019年5月25日 8時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いいとこで終わってしまいました（涙）続きが気になります(〃ω〃) (2019年5月24日 23時) (レス) id: 48eab865b8 (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - ゆいさん» 二人とも諦めちゃダメ！って思いながら書いてます。いつも読んでくれてありがとう。 (2019年5月23日 6時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
ままりぉ。(プロフ) - りなgさん» 強引ですけど、ホントに好きな人からのサプライズだったらこんな嬉しいことはないんですけどね。 (2019年5月23日 6時) (レス) id: 93d184a48a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ままりぉ。 | 作成日時：2019年5月17日 20時
