序章 ページ1
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＜ＮＯ side>
「どうでしょう皆さん！」
上も下も真っ白な無の空間、レポートを持参しニコニコと愛らしい笑みを浮かべる少年とレポートをじっくりと見つめる複数の大人達……そう、ここは天界である
「……実にいい仕上がりだ。今までこんな素晴らしいものを見たことが……うっ……！」
「え？」
「感動したわ……！この2人の絆！お嬢ちゃんの意志！相棒くんの思い！」
「(な！泣いてる！？！？)」
ハンカチを取り出し涙を流す審査員に流石の少年も困惑気味。想定外の反応にオロオロと話しかける
「え、えと……皆さん？」
「……続きは無いのかね？」
「え？」
突然のリクエストに思わず聞き返す
「そうよ…！このまま離れ離れだなんて2人が可哀想……！せめてもう一度だけ会わせてあげたいわ……！」
「え、その……」
「全くその通りだ。君、この少女は今どこで何をしているのかね？」
「えっと……多分現代を満喫している頃かと……」
「そうか……
じゃあ、また飛ばしてあげなさい」
「………は？」
あまりの無茶ぶりに素が出てしまう。幾ら何でも横暴が過ぎないかと内心思ったが、無論そんな事口に出せない
「相棒と少女をもう一度会わせてあげなさい。あの子達もやり残した事が山程あるだろう」
「……はい！分かりました！」
上司からの頼みは絶対。お姉さんゴメンなさい、と心の中で謝る少年であった
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春を告げる暖かい風が、綺麗に染めた髪を靡かせる。この国では馴染み深い桜も咲き誇っては花びらが舞い落ちた。
「Aー！！遅いよー！！！」
『ごめんごめん！寝坊した！！』
新品のスーツに身を包み、カツカツとヒールの音を立て駅で待つ友人の元まで走る私……一ノ瀬A。2年ほど前にONEPIECEの世界に飛び込んだ張本人である
あれから大学生になった私は、髪を染めてメイクを覚えた。スーツなのは、今日がたまたまアルバイトの面接日だから。パッと見た感じでは頭の良さそうな女子大生。カバンにぶら下げ、ゆらゆらと揺れるピカチュウのストラップは所なしか嬉しそうな表情だった
「ねーねー聞いてよ！彼ピがこの前サプライズでさー！」
『へー…うんうん。凄いね』
「まだちょっとしか喋ってないよ！！」
出た。お決まりの彼氏自慢。頬を緩め幸せそうに語る友人は可愛いのだが、生憎彼氏を作りたいという願望も無いので惚気話にも興味が無い。昔っから恋愛には無関心だったから
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二枚舌を使うドクター哀感(プロフ) - モトム続き (4月2日 20時) (
レス) @page40 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
みんちょ - 密かに読んでました！！！続きの更新待ってます！！がんばってください！！ (2月24日 22時) (レス) @page40 id: 15c3edd684 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新きちゃー！！こっちはもうないのかなと思っていたのでめっちゃ嬉しいです！ (1月20日 21時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)
なぎ(プロフ) - あの、、、読んでみたら神作だったんですけど、、最高すぎませんか、！？！？続きを楽しみに待っています、！！ (11月12日 21時) (レス) @page38 id: c5b0b7dc1b (このIDを非表示/違反報告)
わか - 面白すぎます！！続きを、、続きお願いします！！ (9月28日 19時) (レス) @page38 id: ba86f2a0b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2021年5月9日 20時
