溢れる思い ページ18
今日のうちに少しだけでも
旅行の準備したかったんだけど
色んな事がありすぎてキャパオーバー…
シャワーを浴びて
とりあえず明日約束している
親友の柚菜ちゃんに連絡してみる
毎日のようにラインや電話で話す仲の柚菜ちゃんは
私の今の状況を把握してるので
まさかの先輩たちとソウルで会う事になったことに
喜んでいるような口ぶりで…
柚菜ちゃんにっては知らない人とだから
心配したんだけどなんだか拍子抜けしてしまう…
柚菜「で?認める気になったの?」
「だから〜そんなんじゃ…」
柚菜「ない訳ないでしょうが!
別にいいじゃん!
何がダメなの?
先輩を好きになる事はいけない事?」
「……」
柚菜「A?素直になりな?
楽しい旅行になるから!」
「柚菜ちゃん…」
柚菜「大丈夫!大丈夫だから!」
「柚菜ちゃん…グスン(泣)」
柚菜「A?
逃げてばかりでは何も始まらないんだよ?
大丈夫だから!
楽しい旅行にしようね?」
「うん…」
また明日ねって電話を切って…
柚菜ちゃんに言われた事で
自分がどれだけ先輩の事が好きなのかを実感する
自分の気持ちを解放した途端
好きが溢れ出す…
穏やかに話す時の声や
何気なく笑った笑顔
背が高いのに少し猫背なところ
思い浮かぶ先輩すべてが
どうしようもなく好きで溢れて
その思いをどうする事も出来なくて
涙となって溢れ落ちる…
これでもかってくらい泣いて
これほんとに明日やばいってなって
慌ててアイスノンで冷やしていると
ラインの通知音が…
柚菜ちゃんかな?
それとも茉美ちゃん?
カイ君かも…
この時間に私にラインしてくるのは
決まってこの3人くらいだから
いつものように普通にスマホをタップする
片手はアイスノンで目をしっかり冷やしながら…
あれ?
えっ?
! ! ! ! !
柚菜ちゃんでも茉美ちゃんでもカイ君でもなかった
うそ!
キュヒョン先輩!!!
既読になっちゃった(>_<)
どうしよう…
待って…
無理(>_<)
あたふたしてる内に
どんどん時間が経っていく…
落ち着いて!
自分に言い聞かせて
今日のお礼を伝えるだけなのに
1時間もかかってしまった…
それなのにキュヒョン先輩からはすぐに返信が…
スタンプとか使うんだ…
かわいい…
と思ってしまう私はかなり重症なんだと思う
好きって気持ちがどんどん溢れて
私これからどうなるんだろう…
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作者名:チームギュ | 作成日時:2017年4月30日 9時