降谷先輩。 【降谷零】

エピローグ…？ ページ47

*°



そんな感じで私の青春の1ページを飾った先輩が何故か今、目の前にいる。



挙句の果てに私の口を塞いで自分はそいつじゃないとまで言い出す始末。




｢…どこからどう見ても降谷零先輩ですよね？｣



そう尋ねるとチッと舌打ちをしたのが聞こえた。



正直、最初に先輩にしては爽やかすぎるその笑顔を見た時は他人の空似か…とも思った。



しかし、あの頃と変わっていないこの表情を見るともう先輩だと確信せざるを得なかった。



先輩を見つめているとはぁ…というため息と共に



｢訳あって偽名を名乗っているんだ。とにかく話を合わせてくれ｣



と言った。



とりあえず何か事情があることは把握。



だがしかし、こんなことをされてはいそうですか、とタダで了承する私じゃない。



｢その代わり、事情は詳しく聞かせてもらいますよ｣



先輩の方を見て笑った。



｢別に構わないが、お前の話も聞かせてもらうからな｣



そう言って先輩も笑っていた。










To be continued…?

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