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その11 ページ12




それからというもの、雨の日は部活が終わった後、2人で誰もいない空き教室を使って勉強会をしていた。



最初こそ嫌々だったものの、先輩に言われた通りハリネズミの癖に教えるのはうまいため最近はちょっと楽しみに…。







ってちょっと待った、やっぱり楽しみなんかじゃない。それを認めたら何か完全に負けた気がする。


途中、2人きりでいたため"あらぬ噂"が立ったりしたが全力で否定しておいた。



先輩も迷惑だろうし。



いや、先輩がじゃなくて私が迷惑なんだよ、うん。


そんなこんなで雨の日の勉強会は続き、テスト1週間前の部活が休みになる期間には天候に関係なく勉強会は開かれた。



と言うか私が降谷先輩に捕まった。



そして本日はテスト前日、久々の雨。



私はこの勉強会をしている中で1つ気付いたことがある。


先輩は成績がいいどころかめちゃくちゃいい。



こんなに頭がいいのなら進学は余裕だろうな、と思い聞いてみた。



「先輩、先輩は進路どうするんですか?」



そう言うと先輩は一瞬私を見て、考えるような仕草をして、「姫宮ならいいか…」と呟いて答えた。



「正直迷ってるんだ、警察学校に行くか、大学に行くか」


そう答えた先輩の視線は机上のノートに戻っていた。



「警察になりたいんですか?」


「まぁ、な」


視線はノートに戻ったままだった。



「いいんじゃないですか、警察、似合ってますよ」


「似合う?」


「手錠とか、犯人を縛る縄とか」


「……変態が」


「どっちがですか!」


「姫宮に決まっているじゃないか」


「年頃の乙女はみんな純情ですよ」


「それを言ったら男だって…いや、普通に変態だったな」


「ほら!」


そう言って私はふふん、と勝ち誇ってやった。







「まぁ、本当にいいと思いますよ…かっこよくて」


小さく、窓に打ち付ける雨音に掻き消されるくらいの声で呟いてみた。





先輩の頬が赤くなっていることには気付かなかった。



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


今日はあんまり学校で書けなかったです…。


あとこれめちゃくちゃ長編になる気がします…。

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レン - そしてすずな。幼なじみのnameだ (2018年7月1日 18時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
レン - へ!?須藤?私呼んだ? (2018年7月1日 10時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
ひゆめ(プロフ) - 完結おめでとうございます!降谷先輩面白かったです!!!!続き楽しみしてますね! (2018年6月20日 22時) (レス) id: d9d137c800 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - 第1幕完結おめでとうございます!読んでいて凄く楽しかったです。第2幕期待しています! 更新頑張って下さい! (2018年6月20日 19時) (レス) id: 19822e9e12 (このIDを非表示/違反報告)
志歩(プロフ) - 超キュンキュンします!!(^○^)更新頑張ってください! (2018年6月3日 7時) (レス) id: 34fe10cc01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠々菜 | 作成日時:2018年5月21日 21時

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