鶴の妹、本丸に拾われる

5話 ページ7

Noside


大広間では本丸の刀剣男士全員とその主が話し合いを行っていた。


主「……以上が先程拾ってきたA国永についてのことだ。」



全てを話終えるとその場にいる全員が苦い顔をしていた。



鶴丸「まぁ、俺は今すぐにでも乗り込んでいいと思うがな。」



長谷部「また貴様はそうやって……！」



光忠「本当だよ！どれだけ僕たちが止めるのに苦労したと思ってるの！？」



歌仙「まったく、急に暴れだして雅じゃない。」



光忠「大太刀2人に加えて10人追加されないと止められなかったんだからね！？大変だったんだよ！？」


鶴丸「それはすまなかったな。」



今すぐにでも乱闘が起きそうなこの状況を打破しようと審神者が咳払いをし、話を続けた。



主「それで、お前らはどうしたい？





このA 国永について。」



ここで、三日月宗近が口を開いた、



三日月「ふむ、まぁ俺としてはここに置いておけばいいと思うぞ。」



一期「確かに、元の場所に返したところで辛い思いをするだけだと思います。だったらここにおいて、事情を政府に話すのが一番と思います。」




それに続くように一期一振も意見を述べる。




その言葉に皆、頷いていた。



主「確かに。皆はそれでいいか？」



主の問いに、刀剣男士達が答える前に管狐のこんのすけが入ってきた。



こんのすけ「審神者様！」



主「どうした、こんのすけ」



走ってきて疲れているのか、息も絶え絶えに話し出した。



こんのすけ「A国永が、目覚めました！」




その知らせを聞き、嬉しそうな顔で



主「そうか！すぐに向かう。お前らはここで待っていてくれ」



そう言って部屋を後にした。

6話→←4話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す