鶴の妹、本丸に拾われる

3話 ページ5

〇月〇日


今日、妾はこの本丸に顕現した。

この日記帳は鶴丸兄様が記念にと妾にくれたものだ。

これから毎日、書いていこうと思う。

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鶴丸「へぇ、その本丸の俺がおくったものなのか。」



主「そうみたいだな。続きを読もう。」

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主殿も優しく、妾は良い本丸に顕現したようだ。



〇月〇日


今日は歓迎会を開いてくれた。

久しぶりに織田にいた頃の宗三と話せて嬉しかった。

だが、薬研がおらず何故かと問うと折れてしまったという。

なんと命とは儚いものなのか。

妾も強くならなければ。



〇月〇日


初めて出陣と遠征をした。

遠征先は京都。

久しぶりに眺めた景色はなんと絶景なことよ。

この日記にも記しておきたいほどだ。



〇月〇日


鶴丸兄様が筆ぺんなるものをくださった。

いつどこでも文字がかけるというとても良い品らしい。

兄様にはいつも頂いてばかりで申し訳なく思う。

今度妾も何か買うてみようか。



〇月〇日


今日は妾のれべるが上がり、特がついた褒美を主殿から頂いた。

椿油の付いた櫛だ。

妾の髪は長い故、これで毎日綺麗にしろとの事だ。

とても嬉しかった。


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鶴丸「これまで読んできたがどれも平和だな。」


主「あぁ。だったらなぜ……」



鶴丸「……顕現してから1年だけ平和だったようだぜ。」


主「どういうことだ？」



鶴丸「ほら、ここからが1年経った頃だ。」













すみません、しばらく夢主出てきません。

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