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五条side
｢Aっ！パパとデートしよ｣
小学校もおやすみの土曜の朝7時
すやすや眠ってる僕の天使ちゃんを起こす
本当最高。まじ天使。寝顔最高。
｢んー、ぱぱ｣
｢パパでちゅよ〜｣
寝ぼけてるのか、まだ夢の中なのか、
何か探してるみたいに手を動かしている
手に触れるとぎゅっと僕の指を握ってきて
ふにゃぁって、笑った
ふぁぁぁぁあ、かわいいいいい、僕溶けるわ、
｢んうー、パパ？｣
あくびして、目を擦りながら起きたA
もう全部が可愛い。
｢パパと海に遊びに行こー？｣
｢うみー！｣
まだ季節は4月で泳ぐにしては肌寒い。
サーファーとかは泳いでるけど、
今日は泳がないけど海に遊びに行く。
本当なら小学校上がる前に海デビューさせたかったけど、これまた海も呪霊がいて、気持ち悪いって言ってたから海デビューが遅くなってしまった。
足パチャパチャぐらいならできるだろう。
お台場とかの方に行くのもありかなって思ったけど、
1月でもサーファーが泳いでいる静岡の下田に連れていくことにした。
海綺麗だし。
砂浜で既に楽しそうにきゃっきゃしてる。
砂に埋まってくAの足
｢パパー動けない、だっこー｣
両腕伸ばして抱っこせがんでくる、
え、海だし、叫んで良い？
娘が可愛すぎて苦しいんだけど。
サンダル脱がせて波打ち際で、
波に攫われないようにAの腕掴んだまま
足だけ海に。
｢わー、、、足変な感じ、、、たのしい｣
楽しそうに足で海水蹴ってパチャパチャ遊んでる
｢ぱぱー｣
白いワンピースが天使感増し増しでやばい。
なんかもう神々しいんだけど。
｢ぱぱー？｣
最高すぎん？
｢ぱぱー？ぱぱってばー！｣
｢へ!?あ、ごめんどうした？｣
｢おなかすいた｣
｢あっ｣
そうだ、朝ごはん食べずに下田来たんだった。
道路渡ればコンビニがあったし、
｢ご飯買いに行こー！｣
｢いこー！｣
僕の真似してコンビニ指さしてニコニコしてる
僕はボキャ貧になったと思う。
A見ると可愛いとか天使とかって言葉しか出てこない。
Aを抱っこしてコンビニに入り、
｢おにぎりー｣
｢フルーツサンドー｣
｢しゃけ、、、パパ、あれ｣
Aが指さしたのはキンメの煮付けおにぎり
｢A、金目の煮付け、食べに行こう｣
コンビニから出て向かったのは駅前
キンメの煮付けがあるお店に走る。
後日、親父から『Aちゃんと下田行ったのズルい』って言われた。
知らねぇよ。
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A - めっちゃ面白いです！五条さんの親ばかには笑ってしまいます笑 (2021年8月19日 21時) (
レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まゆか | 作成日時：2021年1月30日 23時
