Being fucked by sweet poison 2【梵天】 (ページ33)

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そうだ、そろそろ千冬さんに返事しないと
何時でもいいとは言ってくれても
あまり長く待たせるのも心許無い

｢A、ドラケンと知り合いだったのか｣

｢うん、ちょっと前に雨宿りさせてもらってから、｣
いつの間にか戻ってきてたカクちゃんに
そう答えるとドラケンさんが去ってった後ろ姿を
じっと見つめてた
｢カクちゃん？｣

｢いや、なんでもない。｣

｢そう、じゃあ早く帰ろ？
蘭ちゃんがカクちゃんも一緒に食べようって言ってたから｣

｢良いのか？せっかくの兄妹での食卓なのに｣

｢いーの。今日のお礼ってことで。ほらほら｣

カクちゃんの背中押してた会計済ませて
お兄ちゃんが待ってる家に帰ると
蘭ちゃんはアイスをガリガリ食べながら抱きついてきた

｢おかえりー。帰ってくんの遅いから心配したんだけど｣

｢蘭ちゃんと電話してから20分も経ってないよ、｣

カクちゃんが一緒だったってのに
この心配性は変わらなかったか。

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｢Aがまさかのドラケンと知り合いだった、｣

｢は？ドラケンってアイツだよな、東卍の副総長｣

蘭は昼飯作ってるAの横で
味見と称してつまみ食いしてる

竜胆とAが作ってくれたツマミを食いながら待っている間に、ドラケンとの遭遇を話したら
竜胆につままれていたほうれん草がそのままテーブルの上に落ちた
｢雨宿りさせてもらったとか言ってたけど、
こんな盗み聞きするつもりはなかったんだが
千冬が、とか、告白、とか返事してやれとかって聞こえて｣

｢は？A誰に告白されたって？｣

｢はっきり聞いたわけじゃないから確信持って言える話じゃなくてだな、｣

｢はいお待たせ。｣
タイミングがいいのか悪いのか、
Aが昼飯を運んできてくれた

竜胆はAのその事に考えはじめてしまったのか
ぽけっと宙を見つめ始めてしまった

A本人に詳しい話を聞かせろなんて
こんなプライバシー満載の話
聞けるとしたら兄であるこの2人か三途ぐらいだろう

でも恐らく千冬と言うやつに告白されたんだろう
ドラケンの知り合いだと考えると、
一番隊副隊長だった松野千冬だろうか

Aがどの選択をするのか
それは本人にしかわからない

俺はそれを見守るだけだ。

ただ、悲しく泣く事が無いことを願う。

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