君のことが ページ42
………あいたたた、
あれ、私ってこんなに生理痛酷かったっけ？
座ってるだけでフラフラする。
ストレスとかで酷くなるって言うもんな、
………藤井くんをストレス呼ばわりとか何様って感じやけど。
なんとか授業を受け終えて
終了のチャイムとほぼ同時に駆け込んできた奈緒ちゃんに保健室に連れてきてもらった。
｢……ほんまに大丈夫なん？｣
｢うん、ちょっと貧血やと思う、｣
｢……昨日は音信不通やし
今日は保健室って。
ほんま、うちの心臓持たんわ｣
｢ごめんごめん笑
………けど、ちゃんと話すから。
もうちょっと、待っててほしい｣
優しい奈緒ちゃんをこれ以上悩ますわけにもいかへんし
話すのは藤井くんと別れてからにしよう。
そういう私に、うん、わかった。って納得してくれる。
｢じゃあうちは教室戻るわ、お大事に。｣
｢うん、ありがとう。｣
保健室の前まで送ってくれた奈緒ちゃんを見送り、
高校生になって初めて来た保健室の扉を開けた。
｢………失礼しまーす、｣
｢ん？おぉ、いらっしゃい｣
そっと覗き込むと、扉に背を向けて何やら事務仕事をしていた濱田先生がクルクルと椅子をこちらに向けた。
｢珍しいお客さんやな
どうした？｣
｢えっと、ちょっと貧血気味で、｣
男の先生に生理だと言うのをためらった私を見て
あぁ、なるほどな。
と察してくれたようだった。
さすが、保健室の先生。
｢えーっとほなちょっと寝ていくか？｣
｢あ、はい、｣
｢じゃあここに名前とクラスと症状書いてな｣
と渡された保健室訪問者リスト。
｢あ、症状は体調不良でええからな｣
と付け加えた先生は、気の利く優しい人だった。
………ここに来る人はみんな体調不良やと思うけど、笑
というのは言わない事にした。
｢これ、お願いします。｣
｢はいはーいって、君がAちゃんか｣
カルテを渡すとニヤニヤしながら私を見る濱田先生。
｢え、っと、はい。｣
｢なるほどねぇ。安心安心｣
｢………え？｣
｢あっ！ごめんごめん！
ベット、一番右のやつ使ぉてな｣
よくわからない濱田先生も気になったけど
それより貧血がひどくてベットに向かった。
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シホ(プロフ) - 最高です(；ω；)！！ (2019年9月29日 12時) (
レス) id: 7c173c2d7e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年7月17日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - じゃすみんさん» そうだったんですね、優しいお言葉ありがとうございます(；；)いつかお会いできれば嬉しいです(^O^) (2019年1月18日 0時) (レス) id: b9ecb575ea (このIDを非表示/違反報告)
じゃすみん - 私神戸と大阪のチケット当たりませんでした作者さんは楽しんできてください (2019年1月17日 23時) (レス) id: d85f290257 (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 有香さん» ありがとうございます(＾０＾)☆ (2018年11月24日 0時) (レス) id: b9ecb575ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ | 作成日時：2018年11月4日 11時
