【あんスタ】誠に僭越ですが！！《七種茨》（１５-２）

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YOU




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蓮「馬に乗るのにヘルメットとは滑稽だな」








「タクシー呼んで」








鬼「ご苦労だったな、Aさん」








「タクシー呼んで」





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ひとり、馬にまたがって。





なんとか“中継ぎ”で


蓮巳くんと鬼龍くんと落ち会えた。





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鬼「にしても、神崎の馬は賢いぜ」








蓮「初見の人間を乗せ、ここまで冷静に運ぶとは、よく躾けられているな」








「タクシー呼んでってば」





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少し語勢を強くすると、


「まぁ、落ち着いてくれ」と蓮巳くん。





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蓮「正規ルートではないが、距離で見ればアンサンブル・スクエアはもう間もなくだ」






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スマホの地図アプリを見せてくれる。







確かに、現在地からの経路を見ると


アンサンブル・スクエアまでの青い導線が、


明らかに縮まっていた。





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「よかった…！」








「この距離からならタクシーで行けるし！」






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遠方のロケ先から、


やっと具体的なところにまで来れて


私はようやく安堵した。





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鬼「しかしな、よく見てくれ」








「…？」





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アンサンブル・スクエアのそびえる


浮き島が見える少し傾斜のある高台にいる私たち。








鬼龍くんがおもむろに指をさした。








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